ハンバーガーチェーン「バーガーキング」が2015年11月6日、新商品「BIG KING」を発売した。炭火焼きのビーフパテが特徴で、マクドナルドの「ビッグマック」に挑戦的な売り文句、「こっちの"BIG"は大きい、だけじゃない」を引っ提げて登場している。


バーガーキング

バーガーキングは発売にあわせて、「BIG KING4.0」単品(通常490円)を「ビッグマック」と同じ370円で提供する割引キャンペーンを実施中(11月29日まで)。その適用条件が「BIG〜と記載のあるレシート」もしくは「BIG〜と名のつくモノ」を提示することということで、ネット上では「ビッグマック」を意識したキャンペーンだと話題になっている。


そんななかJタウンネット編集部は、「秋葉原のバーガーキングは、2軒となりにマクドナルドがある」という情報を入手。おなかを空かせた記者は、秋葉原駅(東京都千代田区)へと急行した。

間にあるのは「魚がし日本一」


降り立ったのは、秋葉原駅の昭和通り口。東京メトロ日比谷線や、ヨドバシカメラにほど近い出入口だ。ヨドバシじゃなくて「ビックカメラ」だったら、もっとよかったのに――などと思いながら、昭和通りを右折すると、すぐさまマクドナルド秋葉原昭和通り店が目に入った。


すぐさま入店。「テイクアウトで、ビッグマック1個」と伝えるも、店員さんは「ビッグマックセットですね」との返答。どうやら「いっこ」と「せっと」を間違えられたようだ。あわてて「単品です」と言って事なきを得るが、小心者の記者は動揺してしまった。もしかして、気の持ちようも「ビッグ」じゃなきゃダメなのか?


すぐそば

支払いを終えて、紙袋片手に店を出る。ここからはスピード勝負だ。立ち食いすし屋の「魚がし日本一」をはさんで南側にある、バーガーキング秋葉原昭和通り店へと駆け込む。数分ならんで、レシートを見せると、すぐ「BIG KING 4.0ですね」とオーダーが通った。

とはいえ、まだキャンペーンの認知度は低いようだ。マクドナルドのレシートや紙袋を持っているのは記者のみ。番号札片手に数分待つと、紙袋に入った「BIG KING 4.0」を渡された。紙袋の大きさは、圧倒的にマクドナルドの方が「BIG」だった。

しめて1000キロカロリー、食べ比べてみた

いそいで電車に乗り込み、編集部へと戻る。なんの買い物袋も持ち合わせていなかったため、紙袋をつまみながらの移動。すこし気が引けた。まだまだ「BIG」になるには、時間がかかりそうだ。


食べ比べてみると、たしかに「BIG KING」の方が、炭火焼きの香ばしさを感じる。また、たまねぎのソリッドさ(?)も、「BIG KING」の方に軍配があがる。たしかに「大きい、だけじゃない」のかも。




雰囲気で買ってしまった「コカ・コーラ」とともに、胃へと流し込む。うまい、うまい、どっちもうまい。一心不乱にかじりついていたら、15分ほどで2つのバーガーを食べ終えてしまった。

「ビッグマック」は530キロカロリー、「BIG KING 4.0」は470キロカロリー。しめて、ジャスト1000キロカロリー。どうやら「BIG」になったのは、記者のおなかだったようだ。