親子と会話したあと、突然「ボケ!」と3回叫んで逃げた老人【事案ウォッチ】
全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、兵庫県の「ひょうご防犯ネット」へ寄せられた不審者事案を取り上げたい。
突然ブチギレた老人(Hernan Pineraさん撮影、flickrより)
老人の気持ちが分からない
2015年10月16日、11時ごろ。姫路市増位本町2丁目所在の商業施設敷地内で、不審者事案が発生した。
子供を連れた母親が徒歩で通行中、60〜70歳くらいの男に遭遇した。男が「何歳?」と声をかけてきたので、母親が子供の年齢を答えて立ち去ろうとした。すると男は突然、大声で「ボケ」と3回叫んでどこかへ逃げたという。
男は一体、何に対して腹を立てていたのだろう?「子どもの年齢が自身の想像と違っていたから激怒したのだろうか」と思ったが、実はもっとかわいらしい理由があるかもしれない。それは、「もっと子どもと話をしたかったのではないか?」という推測である。
それにしても、非常に迷惑な不審者事案だ。これでは、どっちが子どもだか分からないではないか。
事案ウォッチ全国の事案情報を紐解き、ときに想像を膨らませながらご紹介。本連載でお届けする内容が、少しでも身近な犯罪の抑止につながれば幸いだ。