フィリピンのマニラ空港(ニノイ・アキノ国際空港)で、渡航者のかばんの中に銃弾が相次いで見つかる事件が発生しています。

空港職員によって手荷物に銃弾を紛れ込まされる手口で、乗客は口止め料を恐喝されており、邦人も被害にあっています。

そのためフィリピンに旅行する人はかばんをビニールラップで巻くように」と海外掲示板でアドバイスされていました。

 

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こんな風にラップでぐるぐる巻き、ファスナーには南京錠をつけ、さらに南京錠にもテープを貼るようにとアドバイスが出回っています。

最近多発しているこの事件は、タクシーの運転手、空港のポーター、空港の係り員、X線検査官、そして空港の警察や警備員までもが黙認していると言われています。

空港のどこかの段階で荷物に銃弾を忍び込まされ、それを見つけた職員が通報しないかわりに800ドル(約10万円)の請求をするといった詐欺・恐喝が横行しているのです。

口止め料を拒否をすると逮捕・留置場で拘束され、弁護士を探したり釈放金を払うなど、とても面倒なことになります。

すでに日本人2人も逮捕されているこの事件。海外掲示板ではフィリピンへ旅行する際の注意事項として、荷物のサランラップ巻きが推奨されていました。

●一番のアドバイスはフィリピンに近づくなってことだね。わかった!

↑その通り。根拠:自分はフィリピンに住んでいる。

↑どっちかっていうとマニラに近づくなということ、他の地域はもっといいところだよ。

●記事にはこれが観光にどんな影響を与えるのか、とあったが、そりゃ最悪だよ。

●何kgもある麻薬のように、サランラップで巻くの?

↑それが怪しいと思われて、破られて銃弾を入れられるんじゃないのか。

●真面目な話をすると、マニラ行きのチケットにせずセブ行きを選んだほうがいい。セブ国際空港のほうがずっといいところで、銃弾問題などは起きていない。フィリピン人としてこの状況を本当に恥ずかしく思う。だけどマニラだけだ。国を破壊してるんだ。

●マニー・パッキャオ(ボクシング世界チャンピオンでフィリピンの英雄)が被害者に無料の弁護士を提供しているよ。そして何もしない政府を非難している。
(マニー・パッキャオ - Wikipedia)

フィリピンの留置場に収容されたら、どうやってマニー・パッキャオに連絡を取るんだ。

↑メールか電話を、弁護士のジョジョ・ボンドック”Jojo Bondoc”氏へ

●個人的なエピソード。
ニュージーランドからひと晩かけてマニラに眠いなか到着した。空港を出ると、いきなり湿気と怒鳴り声に気づき、詐欺が怖かったのだが、そこにはバッジをつけた警官が銃を持って自分をタクシー会社に案内してくれた。
その方向に行くと制服を着た運転手によって空港のタクシーオフィスに連れていかれ、町までの料金を見せてくれた。
思っていたよりちょっと高かった。きちんと名前やライセンスが表示されているメーター付きのタクシーに乗り、ゴミの横や男性が用を足している通りを通ったころにはがっくり来はじめた。
ホテルは払った金額よりもずっと近かった。そのことを運転手に言うと正しい料金だと怒り出した。不満に思いながら出て、そこから空港までの料金を調べると、自分が20倍も払ったことがわかった。マニラのタクシー詐欺は、空港にオフィスと制服とバッジを着用した警察付きだということがわかった。

●そのラップを巻いたものをさらにトランクに入れ、そのトランクをセメントに詰めて、チェーンをかけ、チェーンを南京錠でロックし、ロックをさらに接着剤で固めてしまうんだ。

↑それを海に放り込みたくなることも忘れないように。

●ハードケースに南京錠でいいよ。何も入れられない。

↑ファスナーのない物でないとダメだよ。簡単に開けられる。

●とにかく荷物は全部ラップする。以上だ!
現在、中近東、ヨーロッパ、アメリカまで荷物が1日あるいは数時間遅れてやってくるときは、到着したときには中身がいじられている。価値のあるものがなくなっていたりする。最後に自分にそれが起きたときは、ヒースローからコペンハーゲンの便で、そのどちらもそういうことは起きにくい空港だったのに。だから荷物は包んでターゲットにされにくくしよう。

●ルール1:価値のあるものをスーツケースに入れてはいけない。

●今日、自分がどうしてフィリピンに行かないのかを知った。


空港の職員ぐるみで犯罪が起きているとするなら、たしかにラップでぐるぐる巻きにでもしない限り避けるのが難しい状況です。

渡航する予定がある人は、十分ご注意ください。

When travelling to the Philippines

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