2015年10月19日放送の「世にも不思議なランキング なんで?なんで?なんで?」(TBS系)。東京、大阪出身のウォッチャーコンビが、今回の番組で気になったところをチェックする。

2人が揃って気になったのは、1979年に羽田空港で起きた胴体着陸事故の話題だ。「番組のタイトルと内容が違う」とボヤきつつも、なんだかんだで番組にのめり込む大阪人。的確な対応で着陸を成功させた機長を、日本のヒーローとして世界に発信したいと熱っぽく語る。一方の東京人は、「ここ最近、飛行機事故が増えているよね」と苦言を呈す。

羽田空港での一幕に、2人は感動。画像はイメージです(Keiichi Yasuさん撮影、flickrより)

大阪の目線→「日本の航空パニックSP」

すっかり番組タイトルとは違う番組内容になってたけど、1979年の羽田空港で起きた飛行機事故の話は知らんかったから驚いたわ。結果としては、全員無事に生還できてよかったわ。でも、こんなに冷静に判断できるパイロットが日本にもいたんやねぇ。

もし自分がこの飛行機に乗っていたら、素直に機長の言葉を信じることができたか、信頼関係をちゃんと築けたのか想像したけどわからん。でも乗客は、機長を信じるしかなかったんやろうなあ。

乗客の祈りにも似た「命を預ける」という思いをプレッシャーに感じずに最後まで冷静に状況判断して、的確な対応をした機長を日本のヒーローとして全世界に発信したい気持ちになったで。

素人の私からすれば、「海に囲まれた関西国際空港だったら、機体の腹から海に落ちれば大きな事故にならないのかな」と思ったけどどうなんやろ?(なんでやねんどないやねんさん・大阪出身)

海に囲まれた関西国際空港。画像はイメージです(mrhayataさん撮影、flickrより)

東京の視点→「日本の航空パニックSP」

御巣鷹山に墜落した飛行機事故は有名だけど、その数年前の1979年にも羽田で飛行機事故が起こっていたとは初めて知ったよ。

だけどパイロットの聡明な判断と真摯な姿勢に乗客は彼を信頼し、全員が無事に着陸できた話は感動したな。そういえば今年も徳島空港で滑走路に作業車両が残っていて急遽着陸をやり直したり、調布市の民家に小型の航空機が墜落する事故が起こったりしたよね。車や自転車とは違って自分ではどうすることもできないし、どんなに恐怖に襲われても結局はパイロットを信頼するしかないんだよね。

羽田は、今では国際便もLCCも深夜の時間帯にまですごい本数が飛んでいるし、空港自体も素晴らしい設備と綺麗さを誇っているよね。外国人観光客も増え、オリンピックも控えている今、安全面も世界に誇れるようお願いしたいね。(flyerさん・東京出身)

東京の視点×大阪の目線東京と大阪、2人のウォッチャーが、東西それぞれの目で同じテーマをウォッチ。
東京人の「視点」と大阪人の「目線」、あなたが共感できるのはどっち?