いよいよ本日、iPhone 6sが発売されました!

新型のiPhone6sは新機能もさることながら、最新の通信モジュールで携帯各社の最新技術に対応。見た目は前機種と同じでも、通信品質の大幅な向上が期待できます。

しかし、実際の通信品質は試してみないことにはわかりません。そこで昨年と同様に、ドコモ、au、ソフトバンクのiPhone 6sを揃え、山手線全駅で速度調査を行ってきました。

昨年の調査から大きく変わった、各社の品質をご覧ください。

 

検証方法


今回の調査では、ドコモ、au、ソフトバンクのiPhone 6sに「RBB TODAY SPEEDTEST」をインストールし、各駅で通信速度を計測しました。


計測日時は、iPhone 6s発売日の9月25日。山手線の目黒駅から内回りの順で回ってきました。

なお昨年までは駅間も測定していましたが、今回測定してみるとあっという間に高速通信容量を使いきってしまったため、各駅ごとの測定としました。

iPhone 6sの進化点


ちなみに、通信機能が前機種のiPhone 6と変わっている部分を簡単に説明しておくと、iPhone 6sは4GLTE-Advancedに対応し、通信速度は前機種の2倍となる300Mbpsに対応。

またドコモはCA対応で、最大通信速度が112.5Mbpsから262.5Mbpsにアップし、キャリア最高速に。

対するauは最大通信速度はドコモに譲るものの、4GLTEのCAにより150Mbpsから225Mbpsに、さらに220Mbpsを誇るWiMAX2+のCAにも対応。

ソフトバンクは従来の112.5Mbpsから、FDD-LTE CA(187.5Mbps)、AGXP(165Mbps)に対応するも、他社と比べると最大通信速度ではやや出遅れている感が否めません。

果たしてこの進化が測定結果にどう影響するのか…その結果をご覧ください。

駅ごとの1位獲得数は、auがトップに!


各駅でのダウンロード速度1位獲得数を集計してみると…auが半数近くの45%(13駅)で1位を取り、トップに!最下位はソフトバンクでした。

昨年の調査では、auの1位獲得数は37.9%(駅ごと)でしたが、今年はさらに45%にアップ。代わってソフトバンクは13ポイント以上ダウンしてしまいました。

平均速度はドコモがリード!最下位はソフトバンクに

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しかし各駅で測定した通信速度の平均速度を集計してみると…なんとauを抑えてドコモがトップに!昨年までは散々だったドコモですが、汚名返上となりました。

ドコモは最大通信速度が262.5Mbpsと全キャリアで最も速いせいか、条件のいい場所では100Mbps超を記録し、平均速度を底上げしたようです。

結果を見てみると、各社通信方式の最大通信速度の順位と順番が全く同じになっているのが面白いですね。

10Mbps超率はほぼ横並びに…回線は混雑気味?

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また、10Mbps以上のスピードを叩きだした割合を集計してみると、僅差でソフトバンクがトップ、auとドコモは同着2位に。…と言っても、1駅差なので誤差レベルでしょうか。

しかし昨年はドコモが20ポイント近くauとソフトバンクに負けていたのに、今年ほぼ横並びになるまで追い上げてきたのは面白い展開です。

ただ昨年よりも全体的にポイントは下がっているようです。スマホユーザーの増加による回線の混雑が原因なのでしょうか。

まとめ

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今回も各駅での1位を最も多く獲得したauは、さすがの貫録と言ったところ。

ですが平均速度や10Mbps超率を見るとドコモの追い上げも凄まじく、まさにiPhone戦国時代の様相を呈しているようです。

王者の座を死守したauに、猛追するドコモ。次期iPhoneが発売される頃には戦況はどう変わっているのか…?今後の展開が楽しみですね。

なお各駅の詳細な測定結果はこちら。

駅ごとの測定結果一覧(下り:Mbps)
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※秋葉原ではソフトバンクがネットワークエラーで計測できなかったため、0Mbpsとしてあります。

以上、山手線調査結果でした。キャリア選びの参考になれば幸いです。

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