-- narumiさんより --

ここ、どこだと思いますか? お化け屋敷にしか見えないと思いますが、これでもラーメン屋なんです。この特徴的なインテリアにぴったりなラーメンを出してくれるお店、その名も「カラシビ味噌らー麺 鬼金棒」(きかんぼうと読みます)。




メニューは看板メニューの「カラシビ味噌らー麺」に、“カラ”と“シビ”の度合いを好みで伝えるだけ。その他、いろいろトッピングやオプションはありますが、基本的にお前がどれだけカラシビストかどうかが試されるわけです。



せっかくだからカラとシビともに「鬼増し」にしようかと思いましたが、「本当にいいんですね?」と確認され、ちょっと怖くなって「増し・増し」に変更。燃え上がる鉄板を遠くに眺めて、これでよかったんだと自分に言い聞かせました。




こちらがカラシビ味噌らー麺のカラ増し・シビ増し。ふつうの派手なラーメンに見えますが、辛そうな香りがツーンとくる。スープもところどころ黒ずんでおり、只者じゃない感じが漂っています。



真っ赤っ赤というわけではないものの、かなりシビれる。山椒をかなり効かせているそうで、四川料理なんかが好きな人にはもう堪らない味。




麺は太麺でスープによく絡みます。固めでボリューム感もあって男の子の好きな麺じゃないでしょうか。




あとチャーシューがとても美味しかった。ほろほろととろける柔らかさありながら、肉厚で食べごたえも十分。




このほろほろ〜とした部分が好き。ご飯にかけたくなっちゃいます。




辛さとシビレが交互にやってくる波状攻撃でどんどん麺が進む。これは美味しいです。





好きなかたはトッピングでパクチーを追加できます。途中で気づいてオーダーしましたが、これを入れると一気にさっぱりとします。辛さとシビレに、エスニックな爽やかさが加わり、完璧。




真夏の昼間、オープン直後にすでに行列ができていました。この暑さでも食べたくなってしまう鬼金棒のカラシビ味噌らー麺には、きっと不思議な魅力があるのでしょう。汗だくで店を出たあと、早くもまた行きたくなりました。




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さて、narumiさんの記事はいかがでしたか?
すぐにでも店に行きたくなってきたのではないでしょうか。

そしてこちらがラーメンを撮影するnarumiさんだ。



非常に近い距離で撮影しているのが分かる。トッピング一つ一つをクローズアップで撮り、今何を食べているのかを丁寧に紹介していく。




動画はこのように箸を動かしながら撮影し、見た人が食べているような感覚で撮影する。さらに食べ終えて汁だけになった容器も丁寧に撮っていた。そしてアプリ「Vine」で動画のカットをつなぎネットにアップする。



「(撮影は)食べる時の目線じゃないと意味がない」とnarumiさんは言う。

このように写真と動画で「食べる過程を細かく描写する」ことで、読者はそのラーメンをまるで自分が食べ終わったように感じてしまう。しかし空腹のままなので、我慢できず店に向かってしまうのだ。恐ろしい飯テロである。

この記事を読んだ後は、あわてて家を飛び出さず、まずはコバラサポートを飲んで一度冷静になった方が良いだろう。がまんできない空腹感に襲われても、お腹の中でふくらんで、空腹感を満たしてくれる。



narumiさんの場合は、読者が食べるのを疑似体験してもらうために、あまり自分は写さないようにしているそうだ。

それとは反対に、自分のリアクションで美味しさを表現する方法もある。特に漫画では、美味しく感じる主人公を描くことで飯テロを行う。



そこで現役の美大生で漫画家の「山科ティナ」さんに、漫画で美味しさを表現してもらった。




実際に自分をモデルにして、こちらのパンケーキを食べる所を漫画にしてもらう。