旭川の「殺処分ゼロ」ピンチ! 保護増加で「このままでは...」
画像はイメージです(soniasu_さん撮影、Flickrより)
[どさんこワイド - 札幌テレビ]2015年4月7日放送の道内ニュースでは、ペットを飼うということについて改めて考えさせられる内容が取り上げられました。
旭川市内の個人宅から保護された犬たち。去勢手術をうけず、汚物がたまった状態の家で飼われていました。
飼い主は、野良犬を飼ううちに繁殖を繰り返し、手に負えなくなったといいます。その数50匹以上です。
この犬たちを保護したのは、旭川市が運営する動物愛護センター『あにまある』(旭川市7条通10丁目)。
『あにまある』は3年前に移転オープンし、収容スペースが広げられました。保護期間を延ばすことが可能となり殺処分ゼロを続けてきたのですが、今回は、これまでに29匹を収容。さらに、夏までに20匹以上の犬を保護しなければならず、収容スペースが足りなくなる恐れがあり、緊急告知をするなど新しい飼い主探しの対応に追われています。
しかし、旭川市保健所の話によると「引き取り手は探すが、このままいくと殺処分も考えなければならない」というのです。
殺処分ゼロの取り組みに黄色信号が灯っている『あにまある』。最後まで責任をもって飼うことを呼びかけるとともに、引き続き里親探しへの協力を呼びかけています。(ライター:北海道saki)