現在5位に沈む阪神と、4連勝中の巨人による伝統の一戦が甲子園で行われる。

　30年前の85年4月17日に行われた甲子園での巨人戦、阪神のバース、掛布雅之、岡田彰布が『バックスクリーン3連発』を放った日。試合前にその3人が甲子園に登場する。

　偉大な先輩たちの前で、伝統の一戦に勝利したい阪神。今日の試合、阪神一筋12年の鳥谷敬の活躍に期待がかかる。鳥谷といえば、岡田氏が監督時代にレギュラーに定着。デビュー当初は打撃に苦しんでいたが、岡田氏が我慢強く起用したこともあり、今ではチームには欠かせない存在に成長した。そして今季は、1番で開幕スタートも12日の広島戦から慣れ親しんだ3番に戻り、前カードの中日戦で2試合連続タイムリーを放つなど勝負強さを発揮。鳥谷は、恩師の前で勝利に導く活躍を見せることができるか。

　一方の巨人は4連勝で敵地・甲子園に乗り込んできた。16日のDeNA戦では開幕から不振が続いた村田修一に一発が飛び出し、昇格した橋本到が3安打3打点の活躍。投手陣も4連勝中に許した失点はわずかに3点と安定感を見せている。勢いを取り戻しつつある巨人は、勝利して連勝を5に伸ばしたい。

【4月17日の試合予定】

◆阪神（メッセンジャー） -巨人（ポレダ）

＜甲子園　18時00分＞

【最近5試合の成績】

神：●○●●○

巨：○○雨○○

◆ヤクルト（小川） -DeNA（井納）

＜神宮　18時00分＞

【最近5試合の成績】

ヤ：○●●雨○

De：○●雨●●

◆広島（福井） -中日（八木）

＜マツダ　18時00分＞

広：雨○●雨●

中：●○○○●