「終息」は終わることだが、「収束」は収まりをつけること、落ち着くことである。東電は福島第一原発の事故を「収束」させるための「道筋」(ロードマップ)を示した。放射性物質の処理には「終息」はないのだろう。コンクリートの石棺で覆ったチェルノブイリの原子炉からは、コンクリートの劣化も手伝っていまだに放射能が漏れている。フィンランドでは、世界で初めて放射性廃棄物の最終処分場づくりが地下500メートルで進んでい