刑務所という閉ざされた空間では、どんなことが起きていたとしても外部に伝わることは滅多にない。刑務官による受刑者への暴行を裏付けるための「証拠」が、このほど裁判所の決定で刑務所から開示された。極めて異例だそうだ。暴行を受けたと訴えているのは、京都刑務所で服役している男性である。申立書によると、昨年12月はじめ、作業を終えて食堂に集まっていた時に刑務官に因縁をつけられ、他の受刑者から見えない場所に