参議院での問責決議の可決を受けて閣僚が替わるというのは間違っている。今回の改造は、日本の政治に大きな禍根を残した。菅首相は、かつての額賀防衛庁長官の問責決議は誤りだったことを認め、与野党は今後、参議院での問責を封印することに合意して前に進むべきだった。政権選択をしない参議院が閣僚を罷免するというのは間違っている。仙谷官房長官とともに馬淵国交相が交代させられたのは、誠に残念だ。前任の前原国交相が官僚