中田浩二、柳沢敦の相次ぐ引退…2002年日韓W杯出場23人の現在
3日、元日本代表DF中田浩二が現役引退を発表したのに続き、4日には同FW柳沢敦が引退することを決めた。
両選手は鹿島アントラーズの黄金期を支えたメンバーであり、2002年日韓ワールドカップにも出場し、ベスト16進出に貢献した。同大会に出場した23選手の現在を紹介する。
■GK 1 川口能活(出場時26歳、現在39歳)
1994年、横浜マリノス(現横浜F・マリノス)に入団。日韓W杯時は日本人GK初となる海外移籍となったポーツマスに在籍していた。2005年にノアシェランからジュビロ磐田に移籍し、帰国。2014シーズンはFC岐阜へと移籍し、リーグ戦37試合に出場した。
■DF 2 秋田豊(出場時32歳、現在44歳)
1993年から2003年まで鹿島でプレーした秋田は、名古屋グランパス、京都サンガF.C.を経て、2007シーズン終了後に現役を引退。指導者の道へと進み、京都や町田ゼルビアの監督を務めるなどした。現在はサッカー解説者を務めている。
■DF 3 松田直樹(出場時24歳、享年34)
横浜FMで16年プレーした松田。日韓W杯時は、フィリップ・トルシエ監督の代名詞とも言えるフラット3を形成し、監督からの強い信頼を得ていた。2011年に松本山雅FCへ加入。しかし同年8月2日の練習中に急性心筋梗塞で倒れ、2日後の4日に34歳の若さで他界した。
■DF 4 森岡隆三(出場時26歳、現在39歳)
1994年の鹿島入団後、翌年途中で清水エスパルスへ移籍。日韓W杯は主将として大会に臨んだが、初戦のベルギー戦で負傷し、以降は欠場した。2006シーズンまで清水に在籍し、京都で2年間プレーして引退。京都のコーチを務め、2014シーズンは派遣という形で佐川印刷京都のヘッドコーチを務めている。
■MF 5 稲本潤一(出場時22歳、現35歳)
ガンバ大阪の下部組織からトップチームに昇格した1997年に当時の最年少記録となる17歳6カ月でトップチームデビューした稲本。シドニー・オリンピックやW杯に3大会連続で出場するなど活躍。日韓W杯時はアーセナル所属選手として出場し、2得点を決めた。イングランド、トルコ、ドイツ、フランスと世界各国でプレーし、2010年から川崎フロンターレに加入。今季はリーグ戦第33節を終えて13試合の出場となり、契約満了による退団が決定した。本人は現役続行の意思を示している。
■MF 6 服部年宏(出場時29歳、現在41歳)
1994年に加入したジュビロ磐田で13年間プレー。日韓W杯ではロシア戦で途中出場した。2006年の磐田退団後は、東京ヴェルディ、ガイナーレ鳥取、FC岐阜とJ2を中心にプレーした。2013シーズン終了後に現役を引退。同年末に古巣磐田の強化部長に就任した。
■MF 7 中田英寿(出場時25歳、現在37歳)
1995年にベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)でデビュー。1998年にペルージャへ移籍し、海外でのキャリアをスタートさせた。日韓W杯では全試合に先発し、チュニジア戦で1得点を挙げている。A代表は1997年にデビューし、77試合に出場。ペルージャからローマ、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナとイタリアの各チームでプレーし、2005−06シーズンにイングランドのボルトンへ移籍した。同シーズン後のドイツ・ワールドカップ終了後に現役を引退。指導者への道には進まず、『nakata.net cafe』の運営など、実業家としての活動や、サッカー解説者を務めるなどしている。
■MF 8 森島寛晃(出場時30歳、現在42歳)
前身となるヤンマー時代からセレッソ大阪一筋。日韓W杯は3試合に途中出場で、チュニジア戦で1得点を挙げた。2008年に現役を引退し、C大阪のアンバサダーに就任。現在も広報活動等を精力的に行っている。
■FW 9 西澤明訓(出場時25歳、現在38歳)
1995年にC大阪に入団した西澤。フォレンダムやエスパニョール、ボルトンといった海外クラブでもプレーした。日韓W杯はトルコ戦でフル出場。森島とともにC大阪の象徴として活躍した。清水でのプレーを経て2009年にC大阪で現役を引退。2010年には森島と同じくC大阪のアンバサダーに就任。現在は選手のマネジメントを行っている。
■FW 10 中山雅史(出場時34歳、現在47歳)
ヤマハ時代から磐田に在籍。多くのタイトルをチームにもたらした。A代表としては1990年から2003年までプレーし、Aマッチ通算21得点を挙げている。1998年のフランス・ワールドカップでは日本代表の同大会初ゴールを決めた。日韓W杯ではロシア戦に途中出場している。2012年にコンサドーレ札幌で現役を引退。現在は解説者として活躍中。
■FW 11 鈴木隆行(出場時25歳、現在38歳)
キャリア序盤はブラジルやジェフユナイテッド市原(現千葉)、川崎フロンターレなどへのレンタル移籍を繰り返しつつ、鹿島で定位置を掴んでいく。2001年に日本代表初選出後、日韓W杯では4試合に出場。初戦のベルギー戦で1得点を挙げた。大会終了後はベルギーやセルビア、アメリカなどでプレー。2011年から出身地である茨城県の水戸ホーリーホックに在籍し、2014シーズンは33試合に出場し3得点を記録したが、シーズン終了後の11月28日に契約満了による退団が発表された。
■GK 12 楢崎正剛(出場時26歳、現在38歳)
1995年に横浜フリューゲルスでプロデビュー。1998年のチーム解散後には名古屋グランパスへ移籍し、2014シーズンで在籍16シーズン目となった。日本代表としては1998年のフランス大会から2010年の南アフリカ大会まで4大会連続で選出。日韓W杯では4試合全てでゴールマウスを守った。今シーズンはリーグ戦全33試合に出場している。
■FW 13 柳沢敦(出場時25歳、現在37歳)
1996年に鹿島でデビュー。2003−04シーズンからサンプドリアとメッシーナのイタリア2クラブでプレーした。2006年に鹿島復帰。以後、京都を経て2011年からベガルタ仙台に在籍した。日本代表としてAマッチ58試合出場で17得点を記録。日韓W杯ではグループリーグの3試合に出場した。今季は仙台で12試合出場1得点。4日に現役引退を発表した。
■MF 14 三都主アレサンドロ(出場時25歳、現在37歳)
明徳義塾高校卒業後、1997年に清水加入。7シーズン所属し、2004年に浦和レッズへ。日韓W杯では2試合に出場した。2006−07シーズンから2シーズン、オーストリアのザルツブルク移籍で海外挑戦をし、帰国後は浦和、名古屋、栃木SCと渡り歩き、2014シーズンは岐阜でプレー。18試合出場で2得点だった。今季限りでの退団の可能性を一部で報じられている。
■MF 15 福西崇史(出場時25歳、現在38歳)
1995年から12年間、磐田に所属し、クラブの黄金期を支えた。日韓W杯ではロシア戦に途中出場し、Aマッチ通算64試合に出場している。2007シーズンにFC東京、2008シーズンに東京Vでプレーし、現役を引退。現在は解説者を務めている。
■DF 16 中田浩二(出場時22歳、現在35歳)
1998年に鹿島でプロデビュー。2005年1月にマルセイユへの移籍、2006年からはバーセルでプレーし、2008年に鹿島へ復帰した。日本代表としては2000年に初出場を記録し、日韓W杯では全4試合に出場。Aマッチ通算57試合出場で2得点を挙げている。2014シーズンは鹿島で3試合の出場にとどまり、12月3日に現役引退を発表した。クラブスタッフになることが見込まれている。
■DF 17 宮本恒靖(出場時25歳、現在37歳)
1995年にG大阪でデビュー。日本代表としては2000年に初出場し、日韓W杯では初戦で負傷した森岡の代わりに出場すると、残り3試合全てにフル出場した。ドイツW杯など、Aマッチ71試合に出場している。日韓W杯後は2006年までG大阪に在籍。ザルツブルクでのプレー後、2009年から3年間、ヴィッセル神戸に所属して2011シーズン終了後に現役を引退。FIFAマスターで学ぶなど、国際舞台で活動するとともに、解説者も務めている。
■MF 18 小野伸二(出場時22歳、現在35歳)
1998年、浦和に入団し、同年のフランス・ワールドカップに出場。日韓W杯では4試合に先発出場した。クラブでは2001−02シーズンに加入したフェイエノールトでUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)を制するなど、大きく活躍。2006年に浦和に復帰し、2008年からボーフム、2010年から清水、2012年からウェスタン・シドニー・ワンダラーズと舞台を代えながら活躍した。2014シーズン途中にコンサドーレ札幌に移籍。負傷の影響もあり、7試合の出場にとどまった。
■MF 19 小笠原満男(出場時23歳、現在35歳)
1998年に鹿島でプロデビュー。2002年にA代表デビューを果たすと、日韓W杯ではチュニジア戦で途中出場のため、わずかな時間ながらピッチに立った。2006年のドイツ大会では2試合に出場するなど、Aマッチ55試合出場で7得点を挙げている。クラブでは2006−07シーズンにメッシーナへレンタル移籍した以外は鹿島に在籍。優勝争いをする今季も32試合に出場するなど、主軸としてチームを支えている。
■MF 20 明神智和(出場時24歳、現在36歳)
クラブでは1996年から2005年まで柏レイソル、2006年以降はG大阪でプレーしている。日本代表としては26試合に出場し、日韓W杯では3試合にフル出場した。G大阪在籍9シーズン目となる今季は12試合の出場となっている。
■MF 21 戸田和幸(出場時25歳、現在36歳)
1996年に清水でデビュー。2001年に日本代表初出場を記録し、日韓W杯では4試合に全てフル出場した。そこでの活躍が注目され、トッテナムへ移籍したが出場機会に恵まれず、オランダのデンハーグを経て、2004年に日本復帰。清水、東京V、サンフレッチェ広島、千葉と渡り歩き、キャリア終盤では韓国やシンガポールでもプレー。2013年に現役を引退した。現在は解説者を務めている。
■DF 22 市川大祐(出場時22歳、現在34歳)
高校在学中の1998年に清水でデビュー。同年4月に日本代表史上最年少記録となる17歳322日で試合に出場。フランスW杯出場は逃したが、日韓W杯は3試合に出場した。2010年に清水を退団。ヴァンフォーレ甲府、水戸で1年ずつプレーし、2013年に藤枝MYFCに加入した。J3初年度となった今季はリーグ戦6試合の出場となっている。
■GK 23 曽ヶ端準(出場時23歳、現在35歳)
下部組織から1998年に鹿島のトップチームへ昇格。2001年からレギュラーとして定着すると、以後鹿島のゴールマウスを守り続けている。日本代表としては2001年に初出場を記録。日韓W杯はメンバーに入ったが出場機会はなかった。Aマッチは4試合の出場となっている。今季も最終節まで優勝争いをする鹿島で全33試合に出場している。
■監督 フィリップ・トルシエ(出場時47歳、現在59歳)
フランスのランスなどでプレー後、28歳で指導者の道に。フランスの世代別代表や下位リーグチームを率いた後にコートジボワールへ。その後はアフリカ各国のクラブや代表監督を務め、南アフリカ代表監督退任後の1998年に日本代表監督に就任した。世代別代表も担当し、1999年のワールドユースで準優勝。2000年のシドニー五輪でベスト8進出、アジアカップ優勝、2001年のコンフェデ杯で準優勝と結果を積み重ね、2002年の日韓W杯では日本に大会初勝利をもたらし、さらに初の決勝トーナメント進出に導いた。大会終了後に退任し、カタール代表やマルセイユの監督を務めた。2008年にはFC琉球の総監督に就任。中国の深セン、チュニジアのスファクシアンを経て、2015年から中国の杭州緑城の監督になることが発表されている。
両選手は鹿島アントラーズの黄金期を支えたメンバーであり、2002年日韓ワールドカップにも出場し、ベスト16進出に貢献した。同大会に出場した23選手の現在を紹介する。
■GK 1 川口能活(出場時26歳、現在39歳)
1994年、横浜マリノス(現横浜F・マリノス)に入団。日韓W杯時は日本人GK初となる海外移籍となったポーツマスに在籍していた。2005年にノアシェランからジュビロ磐田に移籍し、帰国。2014シーズンはFC岐阜へと移籍し、リーグ戦37試合に出場した。
1993年から2003年まで鹿島でプレーした秋田は、名古屋グランパス、京都サンガF.C.を経て、2007シーズン終了後に現役を引退。指導者の道へと進み、京都や町田ゼルビアの監督を務めるなどした。現在はサッカー解説者を務めている。
■DF 3 松田直樹(出場時24歳、享年34)
横浜FMで16年プレーした松田。日韓W杯時は、フィリップ・トルシエ監督の代名詞とも言えるフラット3を形成し、監督からの強い信頼を得ていた。2011年に松本山雅FCへ加入。しかし同年8月2日の練習中に急性心筋梗塞で倒れ、2日後の4日に34歳の若さで他界した。
■DF 4 森岡隆三(出場時26歳、現在39歳)
1994年の鹿島入団後、翌年途中で清水エスパルスへ移籍。日韓W杯は主将として大会に臨んだが、初戦のベルギー戦で負傷し、以降は欠場した。2006シーズンまで清水に在籍し、京都で2年間プレーして引退。京都のコーチを務め、2014シーズンは派遣という形で佐川印刷京都のヘッドコーチを務めている。
■MF 5 稲本潤一(出場時22歳、現35歳)
ガンバ大阪の下部組織からトップチームに昇格した1997年に当時の最年少記録となる17歳6カ月でトップチームデビューした稲本。シドニー・オリンピックやW杯に3大会連続で出場するなど活躍。日韓W杯時はアーセナル所属選手として出場し、2得点を決めた。イングランド、トルコ、ドイツ、フランスと世界各国でプレーし、2010年から川崎フロンターレに加入。今季はリーグ戦第33節を終えて13試合の出場となり、契約満了による退団が決定した。本人は現役続行の意思を示している。
■MF 6 服部年宏(出場時29歳、現在41歳)
1994年に加入したジュビロ磐田で13年間プレー。日韓W杯ではロシア戦で途中出場した。2006年の磐田退団後は、東京ヴェルディ、ガイナーレ鳥取、FC岐阜とJ2を中心にプレーした。2013シーズン終了後に現役を引退。同年末に古巣磐田の強化部長に就任した。
■MF 7 中田英寿(出場時25歳、現在37歳)
1995年にベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)でデビュー。1998年にペルージャへ移籍し、海外でのキャリアをスタートさせた。日韓W杯では全試合に先発し、チュニジア戦で1得点を挙げている。A代表は1997年にデビューし、77試合に出場。ペルージャからローマ、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナとイタリアの各チームでプレーし、2005−06シーズンにイングランドのボルトンへ移籍した。同シーズン後のドイツ・ワールドカップ終了後に現役を引退。指導者への道には進まず、『nakata.net cafe』の運営など、実業家としての活動や、サッカー解説者を務めるなどしている。
■MF 8 森島寛晃(出場時30歳、現在42歳)
前身となるヤンマー時代からセレッソ大阪一筋。日韓W杯は3試合に途中出場で、チュニジア戦で1得点を挙げた。2008年に現役を引退し、C大阪のアンバサダーに就任。現在も広報活動等を精力的に行っている。
■FW 9 西澤明訓(出場時25歳、現在38歳)
1995年にC大阪に入団した西澤。フォレンダムやエスパニョール、ボルトンといった海外クラブでもプレーした。日韓W杯はトルコ戦でフル出場。森島とともにC大阪の象徴として活躍した。清水でのプレーを経て2009年にC大阪で現役を引退。2010年には森島と同じくC大阪のアンバサダーに就任。現在は選手のマネジメントを行っている。
■FW 10 中山雅史(出場時34歳、現在47歳)
ヤマハ時代から磐田に在籍。多くのタイトルをチームにもたらした。A代表としては1990年から2003年までプレーし、Aマッチ通算21得点を挙げている。1998年のフランス・ワールドカップでは日本代表の同大会初ゴールを決めた。日韓W杯ではロシア戦に途中出場している。2012年にコンサドーレ札幌で現役を引退。現在は解説者として活躍中。
■FW 11 鈴木隆行(出場時25歳、現在38歳)
キャリア序盤はブラジルやジェフユナイテッド市原(現千葉)、川崎フロンターレなどへのレンタル移籍を繰り返しつつ、鹿島で定位置を掴んでいく。2001年に日本代表初選出後、日韓W杯では4試合に出場。初戦のベルギー戦で1得点を挙げた。大会終了後はベルギーやセルビア、アメリカなどでプレー。2011年から出身地である茨城県の水戸ホーリーホックに在籍し、2014シーズンは33試合に出場し3得点を記録したが、シーズン終了後の11月28日に契約満了による退団が発表された。
■GK 12 楢崎正剛(出場時26歳、現在38歳)
1995年に横浜フリューゲルスでプロデビュー。1998年のチーム解散後には名古屋グランパスへ移籍し、2014シーズンで在籍16シーズン目となった。日本代表としては1998年のフランス大会から2010年の南アフリカ大会まで4大会連続で選出。日韓W杯では4試合全てでゴールマウスを守った。今シーズンはリーグ戦全33試合に出場している。
■FW 13 柳沢敦(出場時25歳、現在37歳)
1996年に鹿島でデビュー。2003−04シーズンからサンプドリアとメッシーナのイタリア2クラブでプレーした。2006年に鹿島復帰。以後、京都を経て2011年からベガルタ仙台に在籍した。日本代表としてAマッチ58試合出場で17得点を記録。日韓W杯ではグループリーグの3試合に出場した。今季は仙台で12試合出場1得点。4日に現役引退を発表した。
■MF 14 三都主アレサンドロ(出場時25歳、現在37歳)
明徳義塾高校卒業後、1997年に清水加入。7シーズン所属し、2004年に浦和レッズへ。日韓W杯では2試合に出場した。2006−07シーズンから2シーズン、オーストリアのザルツブルク移籍で海外挑戦をし、帰国後は浦和、名古屋、栃木SCと渡り歩き、2014シーズンは岐阜でプレー。18試合出場で2得点だった。今季限りでの退団の可能性を一部で報じられている。
■MF 15 福西崇史(出場時25歳、現在38歳)
1995年から12年間、磐田に所属し、クラブの黄金期を支えた。日韓W杯ではロシア戦に途中出場し、Aマッチ通算64試合に出場している。2007シーズンにFC東京、2008シーズンに東京Vでプレーし、現役を引退。現在は解説者を務めている。
■DF 16 中田浩二(出場時22歳、現在35歳)
1998年に鹿島でプロデビュー。2005年1月にマルセイユへの移籍、2006年からはバーセルでプレーし、2008年に鹿島へ復帰した。日本代表としては2000年に初出場を記録し、日韓W杯では全4試合に出場。Aマッチ通算57試合出場で2得点を挙げている。2014シーズンは鹿島で3試合の出場にとどまり、12月3日に現役引退を発表した。クラブスタッフになることが見込まれている。
■DF 17 宮本恒靖(出場時25歳、現在37歳)
1995年にG大阪でデビュー。日本代表としては2000年に初出場し、日韓W杯では初戦で負傷した森岡の代わりに出場すると、残り3試合全てにフル出場した。ドイツW杯など、Aマッチ71試合に出場している。日韓W杯後は2006年までG大阪に在籍。ザルツブルクでのプレー後、2009年から3年間、ヴィッセル神戸に所属して2011シーズン終了後に現役を引退。FIFAマスターで学ぶなど、国際舞台で活動するとともに、解説者も務めている。
■MF 18 小野伸二(出場時22歳、現在35歳)
1998年、浦和に入団し、同年のフランス・ワールドカップに出場。日韓W杯では4試合に先発出場した。クラブでは2001−02シーズンに加入したフェイエノールトでUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)を制するなど、大きく活躍。2006年に浦和に復帰し、2008年からボーフム、2010年から清水、2012年からウェスタン・シドニー・ワンダラーズと舞台を代えながら活躍した。2014シーズン途中にコンサドーレ札幌に移籍。負傷の影響もあり、7試合の出場にとどまった。
■MF 19 小笠原満男(出場時23歳、現在35歳)
1998年に鹿島でプロデビュー。2002年にA代表デビューを果たすと、日韓W杯ではチュニジア戦で途中出場のため、わずかな時間ながらピッチに立った。2006年のドイツ大会では2試合に出場するなど、Aマッチ55試合出場で7得点を挙げている。クラブでは2006−07シーズンにメッシーナへレンタル移籍した以外は鹿島に在籍。優勝争いをする今季も32試合に出場するなど、主軸としてチームを支えている。
■MF 20 明神智和(出場時24歳、現在36歳)
クラブでは1996年から2005年まで柏レイソル、2006年以降はG大阪でプレーしている。日本代表としては26試合に出場し、日韓W杯では3試合にフル出場した。G大阪在籍9シーズン目となる今季は12試合の出場となっている。
■MF 21 戸田和幸(出場時25歳、現在36歳)
1996年に清水でデビュー。2001年に日本代表初出場を記録し、日韓W杯では4試合に全てフル出場した。そこでの活躍が注目され、トッテナムへ移籍したが出場機会に恵まれず、オランダのデンハーグを経て、2004年に日本復帰。清水、東京V、サンフレッチェ広島、千葉と渡り歩き、キャリア終盤では韓国やシンガポールでもプレー。2013年に現役を引退した。現在は解説者を務めている。
■DF 22 市川大祐(出場時22歳、現在34歳)
高校在学中の1998年に清水でデビュー。同年4月に日本代表史上最年少記録となる17歳322日で試合に出場。フランスW杯出場は逃したが、日韓W杯は3試合に出場した。2010年に清水を退団。ヴァンフォーレ甲府、水戸で1年ずつプレーし、2013年に藤枝MYFCに加入した。J3初年度となった今季はリーグ戦6試合の出場となっている。
■GK 23 曽ヶ端準(出場時23歳、現在35歳)
下部組織から1998年に鹿島のトップチームへ昇格。2001年からレギュラーとして定着すると、以後鹿島のゴールマウスを守り続けている。日本代表としては2001年に初出場を記録。日韓W杯はメンバーに入ったが出場機会はなかった。Aマッチは4試合の出場となっている。今季も最終節まで優勝争いをする鹿島で全33試合に出場している。
■監督 フィリップ・トルシエ(出場時47歳、現在59歳)
フランスのランスなどでプレー後、28歳で指導者の道に。フランスの世代別代表や下位リーグチームを率いた後にコートジボワールへ。その後はアフリカ各国のクラブや代表監督を務め、南アフリカ代表監督退任後の1998年に日本代表監督に就任した。世代別代表も担当し、1999年のワールドユースで準優勝。2000年のシドニー五輪でベスト8進出、アジアカップ優勝、2001年のコンフェデ杯で準優勝と結果を積み重ね、2002年の日韓W杯では日本に大会初勝利をもたらし、さらに初の決勝トーナメント進出に導いた。大会終了後に退任し、カタール代表やマルセイユの監督を務めた。2008年にはFC琉球の総監督に就任。中国の深セン、チュニジアのスファクシアンを経て、2015年から中国の杭州緑城の監督になることが発表されている。