前節ラツィオ戦でのインテルMFマテオ・コバチッチの2アシストは、1ゴール以上の重みがあった。そのゴールは、コバチッチにまだ足りない何かだ。『Sportmediaset』で彼はこう話している。

「ゴールを決めるのは好きなんだけど、イタリアではスペースを見つけるのが難しいんだ。でも、来年はゴールを決めると約束するよ。決めなければいけない」

だが、ゴールを決めようが決めまいが、ラツィオ守備陣を切り裂いたあのスルーパスが、ワルテル・マッツァーリ監督を笑顔にさせたことは変わらない。難しいシーズンだったが、今の指揮官はコバチッチの才能を楽しむことができている。

「でも、試合に出ていなかったときでも、僕は良い練習をしていたんだ。マッツァーリ監督からは、よりチームのためのプレーをすることを学んだ。全員にとって難しいシーズンだったけど、去年よりは良かったよ」

コバチッチの成長の秘訣は、マッツァーリ監督との関係にある。

「多くのことを教えてくれた。守備の闘争心とか、攻撃面での動きとかね。僕は、インテルは彼を信頼しなければいけないと思う。再び勝利を取り戻すために」

「僕らはサン・シーロにチャンピオンズリーグを戻すために、うまく準備しなければいけない。インテルが5位で満足してはいけないんだ」

コバチッチは自身の今シーズンに明るい光があったと見ているようだ。

「僕はインテルで満足している。このチームでは、僕や(マウロ・)イカルディのような若い選手たちが多くを学べるんだ」

マッツァーリ監督の元教え子であるナポリMFマレク・ハムシクのような役割も担うようになるだろうか?

「僕はマテオだよ。ハムシクが、僕にはまだできないことをやっているのは確かだ。でも、僕はゴールを決めたいならラツィオ戦のようなプレーをしなければいけない。アシストして、シュートも狙うんだ」