ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長は、『メディアセット事件』の裁判で、高齢者施設での社会奉仕活動を科された。元ミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ氏によると、ベルルスコーニ名誉会長は若者の中で奉仕活動をした方が良いのではないかという。

「(裁判所の決定は)知っているよ。私は、彼に子供たちの指揮を執らせることを望むね。社会奉仕として良い解決策だろう(笑) 彼は子供たちに多くを与えることができる。良い教えができるんだ。高齢者施設? 高齢の方とも、子供たちとも、少しずつ一緒にいればいいじゃないか」

一方で、ガットゥーゾ氏は元チームメートであるクラレンス・セードルフ監督が率いるミランについて、次のように話している。

「いつか私もミランに戻りたい。私はあのクラブで居心地が良かったし、子供のころから応援していたチームなんだ。クラレンスは勇気を持ってミランを率いることにした。今は正しい道にいる。だが、時間が必要だ。彼の進退を騒ぐのは正しくないよ」

また、ガットゥーゾ氏はイタリア代表やFWマリオ・バロテッリについても触れている。

「今回がバロテッリのワールドカップにならなければいけないわけじゃない。チームの大会にしなければいけないんだ。バロテッリがチームの中にうまく入り込めれば、違いをつくってくれるだろう」

最後に、ガットゥーゾ氏はサッカー賭博の問題にも言及した。自らを巻き込んだ捜査について、同氏は次のように述べている。

「つらかったよ。自分のあり方や考え方にない話で傷つけられたと感じた。(検察と)話し合うことができて、近いうちにすべて大丈夫になると思う」