29日放送、日本テレビ「Going! Sports&News」では、イタリア・セリエAの名門クラブ、ACミランへの移籍報道が絶えない本田圭佑について、現地ミラノで、コリエレデッロスポルトのミラン担当・グアダーニョ氏に取材を行った様子を伝えた。

同番組の取材に対し、「本田がミランに行く確率は、CSKAの要求次第ですが、60〜70%くらいでしょう」と切り出したグアダーニョ氏。その理由については、「今週(カルロス)テベスのユベントス移籍が決まったので、確率は上がったと思います。ミランはテベスを来シーズンの補強の目玉と考えていましたが、そのポストが空いた」と説明した。

さらに「ミランは以前から本田に注目していました。実は2年前も名前が挙がっていたので、自然の流れです。それにミランの監督だったザッケローニの存在が大きいでしょう。彼から情報を入手しているようです。本田の人間性や練習での態度、チームの貢献度を調査したと聞きました」と続けると、同氏は「イタリアのサッカーは変わりました。スター選手は減り、よりフィジカルを重視するようになっています。本田のフィジカルは中田英寿と比べても強い。ミランでも通用する筈です」と中田の名を挙げ、評価をした。

また、同番組ではミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOの談話も放送。同氏は「誰かがチームを離れない限り、選手を獲得するつもりはない。ミランには攻撃的な選手が沢山いる。本田の入る余地はない」としながらも、「誰か放出すれば本田を狙うかもしれない」と語っている。