10日のセリエA第24節でキエーヴォと対戦するインテル。アンドレア・ストラマッチョーニ監督は勝利を目指し、攻撃的なチームで再び臨むつもりのようだ。「明日は勝利を取り戻し、上位に向けて歩みを取り戻さなければいけない」からである。

そのために、指揮官は好調だったときの顔つきや自信をチームに取り戻してほしいと望んでいる。

「システム以前の話だ。我々は90分間をとおして主役に戻らなければいけない。相手を攻めて、苦しめられるようなクオリティーを取り戻さなければならない。偉大なチームらしく考えなければいけない」

インテルは4バックに戻るだろう。

「最初に3バックに変更したときは、我々にアドバンテージをもたらしてくれた。今はチームが変わっている。中盤によりリソースが増えたんだ」

前節で最下位シエナに敗れたインテルは、流れを変える必要がある。

「シエナ戦は、我々が『もう十分だ』と言わなければいけないタイミングだったことを示している。我々は再びインテルにならなければいけないんだ。ひどい試合をしてきてしまった。インテルらしくない試合だ。シエナ戦で起きたことが二度とあってはならない。私には強いチームがある。ピッチでそれを示し、試合に勝たなければいけない」

「(ディエゴ・)ミリート? 100%の練習をした。先発させるかは私が決める。ドクターたちと一緒に、我々は彼に関して非常に慎重にやってきた。シエナ戦でもある程度プレーしていておかしくなかったが、温存することにしたんだ。(ワルテル・)サムエルを失っているのは痛い。落ち着いて彼のことを待とう。彼のケガは、焦ってはいけないんだ」

MFエステバン・カンビアッソについて、ストラマッチョーニ監督はこう語った。

「エステバンは足首を負傷した。下らない記事を目にしたね。彼とはまったく問題ない。だが、物事がうまくいかないと、こういうことも起きるんだ。選手としてだけでなく、人としても彼に期待できることを、私は知っている。そして、先発だろうが途中出場だろうが期待できることも、ね」

インテルは勝ち点でミランに並ばれた。

「今季の我々は苦しんだときにプラスの何かを常に見つけてきた。争う相手がフィオレンティーナだろうが、ミランだろうが、ラツィオだろうが、それは同じことだ。もちろん、ミランであればさらなる刺激となるだろう。ダービーがあるからね」

だが、まずはキエーヴォ戦のことを考える必要がある。

「前回の対戦でも、キエーヴォはとても組織的なチームであることを示していた。監督は違う人だったけどね。(エウジェニオ・)コリーニ監督が来て、さらにアイデンティティーやソリッドさが加わった。ラツィオにも敵地で勝ったところだ。ユヴェントスとも最後まで争った。敬意を払うべき相手だよ」