″裏″レクサス「2UX3J」東京オートサロンで発表 クリスチャンダダやWOWがカスタム
トヨタ自動車が、新プロジェクト「2UX3J」でファッションブランド「CHRISTIAN DADA(クリスチャン ダダ)」やデジタル アートクリエイティブチームWOWなど4組のクリエイターを迎えて、それぞれ世界に一台のカスタムカーを発表した。高級車ブランド「LEXUS(レクサス)」の車体を4匹の猛獣に見立ててカスタマイズ。1月11日に幕張メッセで開幕した「東京オートサロン2013」内の、都会のサーカス小屋をイメージしたという展示ブースで公開された。
「2UX3J」は「LEXUS」の文字を裏側から見たコード名で、従来の高級車のイメージだけではなく「LEXUS」の裏側にあるセクシーで野性的な個性を表現するプロジェクト。無機質な工業製品である車を有機質の生き物と捉えて「美しい猛獣」をテーマに、ファッションやアートなど様々なジャンルから迎えたクリエイターらとカスタムカーを共同制作して発表した。「CHRISTIAN DADA」デザイナーの森川マサノリが手がけた「LS600h "F SPORT"」は黒豹のイメージで、オリジナルのテキスタイルの立体感を表現したラッピングと牙のような500本のスタッズが特徴。ホワイトタイガーをイメージした「LFA SPIDER」はWOWが車体にプロジェクションマッピングを施し、映像と音で生命力を演出した。「IS F CCS-R」は、ピューマのように敏捷に走る姿をエアブラシアーティスト柴田徹によるペイントで表現し、「GS450h "F SPORT"」は銀狼をテーマに、アーティスト渋谷忠臣によるオオカミの骨格や内蔵のグラフィックを車に融合させた。展示初日には、ブース内のステージに猛獣を操る調教師役のダンサーらが登場し、妖艶なステージが繰り広げられた。
カスタムカーの祭典「東京オートサロン2013」の開催は、1月11日から13日の3日間。出展者数452社、出展車両台数802台、ブース総数は3608で、オートサロン史上最大規模の開催になる。一般公開は1月12日と1月13日(要チケット)で、多くの人出が予想される。
■東京オートサロン2013
http://www.tokyoautosalon.jp/