シドニーFCのFWアレッサンドロ・デル・ピエーロは、次の試合に出場しない。ケガをしているからだ。彼はあまりにタックルを受け、DFたちからあまりに注意を払われている。シドニーのフランク・ファリーナ監督が訴えた。

「デル・ピエーロは審判たちからもっと守られるべきだ。彼は繰り返し、ハードなファウルを受けている。木曜の試合でもそれを受け、彼は明日のアデレードでの試合を欠場しなければならない」

シドニーは27日、首位セントラル・コースト・マリナーズを1−0と下し、最下位から一つ順位を上げることに成功した。だが、この一戦でセントラル・コースト・マリナーズのDFたちが、デル・ピエーロにキツくあたったのだ。ファリーナ監督はこう続けている。

「彼は1試合で8〜10回のファウルを受けた。時間もなかったから、練習することができず、プレーするコンディションにない。我々にとっては痛手だし、アデレードの人たちにとっても残念なことだろう。私は、ピッチで彼はもっと守られる必要があると思う。我々はフィジカルなプレーをするし、アレッサンドロは経験豊富でコントロールもできるが、それでも繰り返し蹴られているんだ。このまま続ければ、彼はケガで何試合も欠場しなければならなくなる」

ふくらはぎのケガで2度欠場を余儀なくされてきたデル・ピエーロ本人も、相手選手からの扱いへの不満をこれまでに何度か表している。それが、来季もシドニーに残るつもりがないとのうわさにもつながったほどだ。ただし、アレックスは出ていくつもりはないとして、このうわさを否定している。