DFアンドレア・ラノッキアに２試合の出場停止が科され、インテルは激怒している。22日のジェノア戦でイエローカードをもらい、累積警告で１試合出場停止だった同選手だが、「試合後に第４審判に対して挑発的な表現をし、審判団に抗議した」ことで、さらに１試合の出場停止が加えられた。なお、ラノッキアには１万ユーロ（約110万円）の罰金も科されている。

これに、正式にではないが、インテルは怒りをあらわにしているのである。FWアントニオ・カッサーノ、MFフレディ・グアリンに続き、ラノッキアまで処分を受けたことで、インテルは狙われていると感じている。

審判団が報告書に記した「挑発的な表現」は、「恥を知れ」だった。これによって、ラノッキアは１月６日のウディネーゼ戦と12日のペスカーラ戦に出られないことになった。彼は、４度の交代で２分が使われたにもかかわらず、ロスタイムが４分だけで、ジェノア側が度重なる時間稼ぎをしたことに怒っていたようだ。

だが、ラノッキアが言った言葉は、「これは恥ずべきことだ」だった。つまり、審判団の報告書とは異なるのだ。またこれは、アンドレア・ストラマッチョーニ監督がカリアリ戦の試合後で使ったのと同じ表現であり、同監督は当初ベンチ入り禁止を科されたが、その後撤回されている。

しかし、インテルは月曜までに異議を申し立てることができるが、今のところはそれをしない方向のようだ。報告書から発言を消すことは不可能だ。むしろ、さらに１試合の停止追加で20日のローマ戦でもラノッキアを失うリスクもあるからである。