『パシフィック・リム』 (c)2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC
 太平洋の深海から突如出現し、人類を絶滅の危機に陥れる未知なる巨大生命体と、人類の英知を結集した人型巨大兵器“イェーガー”の壮絶な戦いを、最先端のVFXを駆使して描くSF超大作『パシフィック・リム』。『パンズ・ラビリンス』『ヘルボーイ』シリーズなど、世界中で熱狂的な支持を集め続けるギレルモ・デル・トロが監督を務め、彼自身も“集大成”と語る渾身の一作が、2013年夏ついに日本に上陸する。

 今年12月14日に解禁となった海外版予告編は、YouTubeでの再生回数が4日間で400万回を記録するなど、世界中を熱狂させた。また海外版予告を見た日本のファンによる本作に関するツイートも、1日で1470ツイートを突破(Yahooリアルタイム検索調べ/12月17日時点)、国内でも興奮の波が広がっている。 そんな中、日本版予告映像もついに解禁。
 
 


動画再生URL:http://youtu.be/mIihUH87LaA

 公開された映像では、本作への電撃参戦が発表された芦田愛菜や、今や多くのハリウッド映画に出演する菊池凛子も登場。また、断片的ながら、世界を破壊する“謎の超巨大生物”の姿も確認できる。しかし、最も注目すべき点は、人類の最終兵器となる“人型巨大ロボット”の起動シーンだろう。通常の人型ロボだけでなく、よく見れば腕を4本持つ一風変わった造形をもつものも戦闘に加わるようだ。また、ロボットは遠隔操作ではなく、中に2人の人間が乗り込んで動かしていることがわかる。さらにそのコックピットでは、現在劇場公開中の日本アニメ『新世界ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:Q』のごとく、神経とロボットを接続、パイロットの動きをトレースして操作を行うようだ。ロボットがブースターにより加速されたパンチで攻撃する様は、日本のロボットアニメをそのまま実写化したような迫力である。

 これは、自他ともに認める日本オタクである、デル・トロ監督ならではの趣向。その映像や作品コンセプトは、明らかに日本文化の影響を受けていることがわかる。監督自身もかねてから公言しているとおり、登場する巨大生物は、日本の特撮映画にオマージュを捧げたもの、つまり“怪獣”である。巨大生物が海底から現れるところや、その造形からもそれは一目瞭然だ。

 果たして、これらの巨大ロボットは本編でどのような戦いを繰り広げるのか。巨大生物の細かな造形はどのようなものなのか。世界中のだれもが夢見てやまなかった“人型巨大ロボットVS超巨大怪獣”の全貌は来年夏、明らかになる。

パシフィック・リム』は2013年夏 、丸の内ピカデリー他 3D/2D同時公開

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