メールアプリとどっちで使う?au iPhone 4SのMMSでEZweb Eメールを使ってみて分かったあれこれ【レポート】
迷っているあなたにこそ読んでほしい

4/14からauのiPhone 4SでEZweb Eメール(***@ezweb.ne.jp)をMMS(iPhoneの「メッセージ」アプリ)で利用することができるようになりましたが、みなさんは従来のEメール(iPhoneの「メール」アプリ)とどっちで使っていますか?

サービス開始から間もなく1週間、もう一度冷静にMMSの使い勝手を分析してみたところ、いろいろと面白い事実が分かってきました。

まずはMMSを使えるようになるまでの手順を復習

まずauのiPhone 4SでMMSを使えるようにする方法を復習しておきましょう。まず前提として、iOSが5.1にアップデートされていることが必要となります。その上で、iPhoneにKDDIのサービスを設定する「キャリア設定」を最新にアップデートします。キャリア設定のアップデートは端末の画面に自動で表示されるポップアップ(手動で「設定」→「一般」→「情報」と選択してポップアップを表示させることも可能)から行うことも、iTunesに接続して行うことも可能です。

【「アップデート」を選ぶとキャリア設定がアップデートされる】
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【iTunesに接続した時にもキャリア設定のアップデートが促される】
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OSやキャリア設定が最新になっていることを確認したら、次はauのサイトでMMSを有効にします。SMSで宛先「#5000」、本文「1234」を送信すると設定サイトのURLが返信されますので、そのリンクをクリックして設定サイトを表示し、MMSを有効にします。auのiPhone 4Sでメール関連の設定を行うときにはおなじみの手順ですね。

【メール設定サイトでMMSを有効化(画面下部の「こちら」リンク)】
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最後にiPhoneにMMSのメールアドレスを設定します。「設定」→「メッセージ」の設定画面で一番下にある「MMSメールアドレス」に自分のメールアドレスを設定します。

【iPhoneにもMMSのメールアドレスを設定する必要がある】
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これでiPhoneの「メッセージ」アプリでMMSを使ってEZweb Eメールを送受信できるようになりました。

【MMSでEZweb Eメールを使う。件名がついているのがMMSの証】
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他社MMSとの送受信は?

ではここから色々と試してみたいと思います。MMSといえば、海外ではSMS同様に電話番号を宛先に指定して異なるキャリアで送受信できる場合が多いです。日本でもSMSについてはキャリア間送受信が可能になっていますが、au iPhone 4SのMMSではどうでしょうか。

SoftBankの端末(007SH)からau iPhone 4Sの電話番号を宛先に指定してS!メール(=内部的にMMS)を送信してみましたが、「指定の宛先には送信できません」エラーになってしまいます。逆にauのiPhone 4S→SoftBank端末へのMMSもエラーに。KDDIの発表では「auのiPhone同士では電話番号を宛先としてMMSを送受信することも可能です」ということでしたが、異なるキャリア間のMMSには対応しないようです。なおこの場合でも、送信側でEZweb Eメールのメールアドレスを指定すればau iPhone 4SのMMSでメールが受信可能です。

【SoftBankからの電話番号MMSはau iPhone 4Sには届かない】
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従来のメールアプリとの使い分けに関するあれこれ

今回のMMS対応により、auのiPhone 4Sユーザーは自分のメールをメールアプリ(Eメール)で使用するかメッセージアプリ(MMS)で使用するか選べるようになりました。MMSを選択したあとでやっぱりメールアプリがいいという場合も、Eメールの再設定をauのメール設定サイトで行えば、再びメールアプリでEZweb Eメールを受信することができます。

【Eメールをもう一度設定してメールアプリで受信するように選びなおすことも可能】
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MMSとEメール、選ばなかった方はどうなるのでしょうか? 基本的には選ばなかった方にはメールが受信されなくなりますが、それまで受信したメールは変わらず表示可能です。ただしMMS選択時のメールアプリについては、メールが端末ではなくメールサーバーにある関係上「期間無期限、件数2000件、容量200M」の範囲で過去メールが保持されます。なおこの保持期間は4/15までは「期間30日、件数500件、容量12M」でしたが、4/16から拡張されています

それ以外で興味深い挙動として、受信はどちらか選択したほうのみで可能ですが、送信は現状ではどちらでも可能のようです。MMS選択時のメールアプリでの送信、メールアプリ選択時のMMSでの送信、どちらも正常に送信が可能でした。ただしこの挙動はKDDIが正式にうたっているものではないため、将来的に仕様が変更される可能性はあります。

【メールアプリで受信する状態でMMSでの送信が可能】
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充実したメール機能、肌に合う方を選ぼう

au iPhone 4Sは発売当初、メールの絵文字も使えない、リアルタイム受信もできない、MMSもダメと散々な状態でしたが、この半年で飛躍的に環境が改善され、いまやiPhoneのメール機能を最大限に引き出せるところまで来ました。その結果EZweb Eメールをメールアプリで使うかメッセージアプリで使うか選ぶことができるようになりましたが、逆に言えば選ぶ必要があるわけで、ユーザーにとっては悩みが増えたかもしれません。幸いどちらで使うかはいつでも切り替えができるので、両方で使ってみて自分にあった方を選ぶのがよいでしょうね。

【KDDIによる両者の比較をよく見て自分に合う方を選ぼう】
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■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
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KDDI、au向け「iPhone 4S」にてMMSおよびビジュアルボイスに本日4月14日から対応開始(S-MAX)
iPhone 4SにおけるMMS・ビジュアルボイスメールへの対応について(KDDI)
iPhone 4S MMSご利用時のEメール容量拡張について(KDDI)