ピンク・フロイド

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 自分の好きな曲を爆音で聴くという行為は意外と難しい。近隣住民に迷惑がかかるだろうし、ヘッドホンを使っても外で聴く時は音漏れが気になるだろうし、良識を持てば持つほど、その願いはかなわなくなる。だが、そんな気持ちに応えてくれるイベントがある。

 東京の武蔵野市にある吉祥寺バウスシアターは、ライブ用音響システムを映画上映用にチューンナップし、限界までボリュームを上げた“爆音”の渦の中で映画を楽しむ「爆音上映」という企画を行っている。その迫力は、重低音で椅子が揺れる程とも言われている。

 そんな吉祥寺バウスシアターでは、大人の音楽ファンに贈るライブエンタテインメントシリーズとして、新しく「ザ・ロックエイジ(Tales of the Rock Age)」というイベントを立ち上げる。これはロック黄金期の数々の名作を取り上げながら、聴き逃していたサウンドや見逃していた映像などを思う存分楽しむ空間を提供するイベント。第一回目は、2月末に『ザ・ウォール』のスペシャル・エディションをEMIミュージック・ジャパンからリリースするピンク・フロイドを取り上げる。。

 ピンク・フロイドは、大掛かりな仕掛けとスペクタクルに富んだライブ、そして、現代社会の問題をテーマにした歌詞で世界的に人気を博したイギリスのロックバンド。彼らの曲「エコーズ」に注目した作品を今回は上映する。

<上映作品>
『クリスタル・ボイジャー』
 ジョージ・グリノーが、カメラを通して「サーファーの見た世界」を映し出したドキュメント映画。波間の果てと彼方に広がる“瞬間と永遠”にピンクフロイドの「エコーズ」が巧みにシンクロしていく。

『ライブ・アット・ポンペイ』
 ピンク・フロイドのライブを収録した映像ドキュメンタリー。観客のいないイタリアのポンペイにある遺跡でのライブは、宇宙の果てへと聴くものの体を連れて行くような感覚。「エコーズ」を前半と後半を分けて前半部をオープニングに、後半部でライブを締めくくった。

 イベント開演は、2月17日の19時から。チケットの販売は劇場窓口やチケットぴあで行われている。

 ピンク・フロイドの公式Facebookページでは、1600万人以上が「いいね!」と共感している(1月27日時点)。今、まさに再燃するロックバンドの映像と音楽を劇場で爆音で楽しもう。

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