サッカー振興を目指すべく、先日日本のサッカー事情を視察した中国のサッカー関連当局が、「国内の各クラブチームに対して日本の岡田武史氏のプロフィルを配信した」との情報を網易が流し、複数の中国メディアが転載した。

 網易の記事は、「中国サッカー協会職業部」が先日各クラブチームに対して「日本のサッカー指導者岡田武史氏の推薦状」と銘打ったFAXを送信したと画像付きで紹介した。「推薦状」には岡田氏の簡単な経歴とともに「岡田氏が中国で指導すれば、チームのレベル向上、日本メディアや企業からの注目、日中サッカー協力でプラスになる」などと記され、最後に「意志のあるクラブは連絡を」という文言が付されていた。

 記事は岡田氏について「典型的な理論派監督。その資質から見れば決して安い買い物にはなり得ず、名乗りを上げるチームが出るかどうかは分からない」と解説した。

 ただ、「推薦状」の画像にある岡田氏の名前が「岡田武夫」になっていることから、推薦状の存在を疑う意見がネットユーザーから出るなど、本当に「推薦状」を送付した事実があるかは疑わしい。(編集担当:柳川俊之)