今年、パ・リーグで2位日本ハムに17.5ゲームの大差をつけ断トツの強さで見事ペナントを連覇した福岡ソフトバンクホークス。しかし、ポストシーズン制導入以降、過去6度の全てで日本シリーズ進出に失敗している。昨年に至っては1勝アドバンテージ含め3勝1敗と大手をかけてからの3連敗で逃しており、「呪われてるのでは」と言われるほど短期決戦には弱かった。

その象徴が、ポストシーズンで不振に陥ることが多い松中信彦だ。06年は4割近く打っているものの、それ以外は毎年のように絶不調で、テレビに映される松中のぼう然とした表情を指して、「秋の風物詩」と揶揄するネットユーザーもいるほどだ。

そんな中、松中のマネージャーが投稿したブログ記事が野球ファンの間で話題となっている。

松中は現在、骨折のリハビリに励んでいるが、病院で中年のファンから「松中は復帰しなくていいよ。いない方が勝つからな」と周囲の人にも聞こえる程、大きな声で言われたというのだ。マネージャーは「常識的に考えてもおかしいと思いませんか? 必死でリハビリをして、グラウンドに戻ろうとしている人に対して言う言葉ではないと思います」と怒り心頭で綴っている。

だが、この記事に対しネットユーザーからは「可哀想に」「正論を堂々と言っちゃダメだよね」「確かに無神経な発言だとは思うがそういうこと言われるのも仕事のうちだからね」など、「秋の風物詩」を期待するかのような冷ややかなコメントが目立った。

今シーズンは統一球の影響をもろともせず打率3割8厘と好成績だった松中。「秋の風物詩」から脱することはできるのだろうか?

【関連リンク】
松中信彦マネージャーによるつぶやき日記
http://ameblo.jp/kkk-ar/entry-11060809481.html