出たがり動物たちがカメラの前で本音を暴露?『ライフ』抱腹絶倒の面白バージョンの動画が公開に!
BBCのネイチャードキュメンタリー『ライフ −いのちをつなぐ物語−』の公開に先駆け、映画の名シーンにユーモラスなナレーションを入れた面白動画が公開された。日本語版では松本幸四郎と松たか子の親子がナレーターを務め、必死で生きる動物たちの姿をリアリティーたっぷりに伝えている本作だが、今回の動画は、その必死さを逆手に取ったシュールなパロディーに仕上がっており、大きな話題を集めそうだ。
トカゲから追われるネズミ、バショウカジキから逃げるトビウオなど、弱肉強食の自然界で生きる動物たちの生態を、動物たちと同じ視点からとらえたド迫力の映像が見どころの本作。ところが、今回の面白動画では、弱肉強食どころか、映画に出たくてたまらない動物たちが、カメラの前で食うか食われるかの「演技」をしていることが明らかになっているのだ。
例えば、何人ものカメラマンに囲まれていることに気付いたネズミとトカゲの場合、「よし! なるべくカメラのそばを走ろう!」とトカゲが声をかけると、「オレ、映画に出ちゃうかも〜」とウキウキモードでネズミが爆走し、「そしたら有名人だ〜!」と叫びながらそのままカメラのフレームから飛び出していってしまう。また、「映画の撮影っていったって、どうせオレらカットだろ」とふてくされ気味のバショウカジキは、目の前のトビウオに「よーし、逃げる感じで飛べ!」とヤラセを提案。それを受けたトビウオが大きく水上ジャンプしながら、「わざと食べるふりをしてくれたから映画に出られるかも!」とうれしそうにつぶやく。要するに、本当は仲良しの動物たちが、カメラの前でだけライバルを演じているというわけだ。
そのほか、カメラがいるので名勝負を見せようとするグンカンドリとアカハシネッタイチョウの八百長試合、映画に出たいあまりヤシの実を石で割るフリをするフサオマキザルの夫婦など、爆笑ナレーションの入った動画が満載。普段は見ることができない動物たちの珍しい生態が、ユーモアたっぷりな味付けでコント風に切り取られている。もちろん、これらは動画用に作られた巧妙なパロディー。最後に「こんなウソは一切ございません」とテロップが入るところも実に手が込んでいる。
総製作費35億、撮影期間6年を費やし、最新技術によって地球上のすべての動物たちの生命の営みを映し出したドラマチックなネイチャードキュメンタリー『ライフ −いのちをつなぐ物語−』。その魅力を、今回の動画で一足早く味わってみてはいかがだろうか。(斉藤由紀子)
『ライフ −いのちをつなぐ物語−』は9月1日より全国公開
【関連情報】
・映画『ライフ −いのちをつなぐ物語−』オフィシャルサイト
・『ライフ −いのちをつなぐ物語−』おもしろCM集
・『ライフ −いのちをつなぐ物語−』特集:アカデミー賞級!いのち名作劇場
・Mr.Childrenの「蘇生」、映画『ライフ −いのちをつなぐ物語−』の主題歌に
・松たか子、松本幸四郎、親子で映画ナレーション初共演&挑戦!「娘ではなくライバル」と宣戦布告!?