バルセロナ移籍が注目されているウディネーゼFWアレクシス・サンチェス。バルセロナのオファーは2800万ユーロ(約32億3000万円)にボーナスを加え、さらにFWジェフレンとFWジョナタン・ソリアーノの2人をトレードさせるというものだと見られる。

ウディネーゼのオーナー、ジャンパオロ・ポッツォ氏は先日、サンチェスの価格が5000万ユーロ(約57億5000万円)だと話した。スペインのメディアは、上記のオファーがバルセロナからの最後のオファーだと報じている。

だが、ジェフレンはウディネーゼ移籍を拒否しているようだ。これによって、サンチェスのバルセロナ移籍が難航する可能性があるかもしれない。スペイン『ona FM』によると、ジェフレンはまずペップ・グアルディオラ監督と話すことを望んでいるという。そして移籍する場合でも、バレンシアやビジャレアル、リヴァプールのオファーを検討することを希望しているそうだ。

一方で、スペイン『アス』は、サンチェスのチリ代表一時離脱がキャンセルされたと報じた。同選手はコパ・アメリカを控える代表チームを一時離脱し、バルセロナと新契約をかわすと見られていた。ジェフレンのウディネーゼ移籍拒否に続くシグナルとなるかもしれない。

『アス』電子版は「サンチェスは我々の下に来ているところだ」と、同選手のバルセロナ移籍を強調している。だが、マンチェスター・シティが土壇場でバルセロナを上回るオファーを提示したと見られる中、サンチェスの代理人であるフェルナンド・フェリチェビッチ氏は『ガゼッタ』に対し、同選手はヨーロッパに向けて出発していないことを明らかにした。

「サンチェスはヨーロッパに向かっていない。彼はただ、個人的なことを早く片付けるために、代表監督から許可をもらったというだけだ。代表チームに使ってもらえる状態のままだよ。ヨーロッパでサンチェスの利益をケアしているのは私だけだ。我々は彼の未来について明確な考えを持っている」