パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長が20日、デリオ・ロッシ監督の去就について、「ロッシと金銭条件で合意に至れることを願っている。だが、とても難しいだろうね。彼はまだ何も求めてきていない。まだ話していないんだ」と明かした。その上で、同会長は次のように続けている。

「金銭面とフィーリングの問題だ。私はプロジェクトの中心になる監督は求めない。中心にいるのはチーム、クラブ、監督、そしてSD(スポーツディレクター)なんだ。ロッシとは決して素晴らしい関係ではなかった。だが、お互いに敬意を払っている。常にとてもうまくやってきた最高の監督だ」

コッパ・イタリアで優勝したとしても、何も変わることはないようだ。ザンパリーニ会長は「(ラツィオのクラウディオ・)ロティート会長はロッシ監督とコッパを制覇したが、彼は契約を延長しなかった」と話している。パレルモの後任監督としては、元ジェノアのジャンピエロ・ガスペリーニ監督らの名前が挙がっている。

また、セリエA昇格のアタランタも、ステーファノ・コラントゥオーノ監督が退任するようだ。会長の手帳にユヴェントスのルイジ・デルネーリ監督の名前が記されているからである。デルネーリ監督はすでに受け入れる姿勢を示しており、リーグ戦が終わるのを待つだけとなっている。

最終決定はコラントゥオーノ監督に委ねられるが、同監督はサンプドリアやキエーヴォからの関心に集中している。キエーヴォについては、「プロジェクトがもう存在しない」とレッチェから去ることを明言したルイジ・デ・カーニオ監督が後任となる可能性もある。

また、チェゼーナのイゴール・カンペデッリ会長とマッシモ・フィッカデンティ監督は、来季は一緒に続けないことを決定した。