13日放送、日本テレビ「NEWS ZERO」では、東北楽天ゴールデンイーグルス・星野仙一監督に密着した様子を伝えた。

今年1月、「強い者に勝たなきゃ意味がない。それに立ち向かっていくのが男のロマン、人間のロマン」と意気込んでいた星野監督だったが、キャンプ、オープン戦も順調に行ってきた矢先に起こった東北地方太平洋沖地震。以来、チームは約1ヵ月もの間、地元仙台には戻れずにいた。

その後、4月29日の本拠地開幕戦を前に、同番組のカメラに心境を明かした星野監督は、「えらいときに仙台の監督になったなってよく言われるけど、これはもう運命だね。お前にしか、こういう状況は立ち直らせることができないというような。与えられたというか。やります、私は。逃げない」と力強くコメント。

だが、12日現在4位という順位については、「子供たちにも夢を与える、強さを伝える、勝利を伝える。言ったはずじゃないかと。こんな野球していたら子供たちには伝わらないよ。どんな環境下でも我々は魅せて勝つ。我々はプロなんだから、言い訳しちゃいかん。言い訳は俺がしてやると。お前たちは言い訳するなっていうふうにしていこうと思う」と巻き返しを誓う星野監督だった。