品川祐VS山里亮太から「ネットで叩かれる人」「叩かれない人」を抽出

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(※この画像はサイトのスクリーンショットです)

ネットの炎上騒動とは大体においてくだらないものばかりだが、今回の品川祐VS南キャン山里亮太もなかなかくだらなさランキングでは上位に認定できそうだな。

 経緯について端折りまくって説明すると「ラジオに出演した山里が若手時代に品川からいじめられたと告白したところ、品川のツイッターに批判が殺到し、品川がツイッターのIDを削除した」というものだ。その後、2ちゃんねるでは大盛り上がりとなり、さらには「痛いニュース」をはじめとした巨大PVを稼ぐまとめサイトでも取り上げられる結果となった。

 山里は「うーん…ラジオでお話したことが色々な方々に迷惑を… ただ、ラジオの話をボケの部分や、その周りのニュアンスを取り除いた形で記事にされてしまうと、全く違ったものになってしまいます。気分を害された方々申し訳ありません」とツイッターに書き、事務所の先輩である品川に相当気を遣っているようである。あと、山里のブログには品川が原作を書いた『漫才ギャング』の映画版の告知バナーを貼ったりして、必死に「オレは品川さんに悪意はないよ!」とアピールしているが、後は当事者同士話し合って仲直りをしてくれ。

 ラジオのノリで言ったこともネット上で「大事」にされるのはかつての倖田來未の「35歳過ぎると羊水が腐る」発言に似た感じで、懐かしさ120%だな。

 で、オレが今回思ったのは、過剰なまでの品川に対するバッシングの原理についてである。ネットには「なぜか叩かれる有名人」と「叩かれない有名人」(むしろ擁護される有名人)が存在し、「なぜか叩かれる有名人」の言動は常に叩かれる材料となり、何をその後言おうが「燃料投下」ってことになる。

 品川は「なぜか叩かれる有名人」に位置して、山里は「AKBコンサートで優遇されることをAKBファンから大批判浴びた騒動」の時を除き「叩かれない有名人」に属する。

今回の件はこの両者が持つ特徴がけっこう影響を与えた感もあるが、ここらでいっちょ「なぜか叩かれる有名人」と「叩かれない有名人」を整理してみようぜ。「なぜか叩かれる有名人」に入ってしまった人、心が弱いんだったら、あんまりツイッターとかブログとかやり過ぎない方がいいかもよ。

 これらはあくまでもオレの主観だが、この5年間ほど、ネットニュースの記事を出し続け、コメント欄を見たり2ちゃんねるをチェックしたり、そいつのブログのコメント欄がどうなるかを色々観察した結果なので、ある程度の信憑性はあると思うぜ。

【なぜか叩かれる有名人】
品川祐/辻希美/島田紳助/清原和博/星野仙一/中田英寿/民主党議員/ダルビッシュ紗栄子/アグネス・チャン/石原慎太郎/平野綾/倖田來未/板野友美/小倉智昭/古舘伊知郎/ガチャピン

【叩かれない有名人】
山里亮太/福山雅治/江頭2:50/ビートたけし/三浦知良/明石家さんま/麻生太郎/安倍晋三/野茂英雄/misono/松本人志/中野美奈子/有吉弘行/ダチョウ倶楽部/出川哲朗/岡村隆史/ムック

 あとは、この両方を超越した人ってのもいるな。これもちょっくら紹介しておくわ。

【すべてを超越した人】
東原亜希/泰葉/沢尻エリカ/小向美奈子/田代まさし/岸部四郎/朝青龍/井川慶/酒井法子/落合福嗣/冨樫義博/デヴィ夫人/古瀬絵理/山本モナ/叶姉妹/市川海老蔵/堀江貴文/藤子まい/てるみ/西野亮廣

 今後、芸能人をネットで見るにあたって、良い子のみんなは参考にしてくれよな。理由についてはみんな分析しといてくれ。

文/中川淳一郎


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