R・マドリーのモウリーニョ監督の下でフットボールを学び、チェルシー、インテルでもテクニカルスタッフとしてモウリーニョ・フットボールを学んだFCポルト監督のアンドレ・ビジャス・ボアス氏。33歳の若さで現在ポルトガルリーグ首位を走るFCポルトを率い、ヨーロッパ・スーパー杯優勝に輝いた。今シーズンも好調で2位ベンフィカに8ポイント差を付けている。

 そんなビジャス・ボアス監督は、恩師でもあるモウリーニョ監督と似たのか審判との問題ですでに2度も退場処分を受けているという。“Sport”紙によると、唯一、モウリーニョと似ていない点として、プレースタイルを挙げている。モウリーニョ監督のダイレクトなフットボールとは異なり、コンビプレーや選手のダイナミックな動きを主体とするフットボールを好むことからグアルディオラ監督のバルサスタイルにどちらかというと近いものがあると指摘している。

 2013年までFCポルトと契約を延長したビジャス・ボアス氏。モウリーニョ監督の下で指導経験を積み、着実にヨーロッパで結果を残している。モウリーニョスタイルになるのか、それともグアルディオラスタイルで行くのか。今後もビジャス・ボアス監督の采配はスペインでも注目を集めている。

(スペイン通信)