チェルシーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督の将来が疑問視されている。チェルシーでは最近、アシスタントコーチを務めていたレイ・ウィルキンス氏がクビとなった。このクラブの決定に指揮官が不満を抱いているのは明らかで、一部報道では、アンチェロッティ監督がLMA(イングランド・リーグ監督連盟)とコンタクトを取ったと伝えられている。『サン』によると、アンチェロッティ監督はチェルシー退団の可能性を探っているとのことだ。

アンチェロッティ監督は、「みんなは私をサー・アレックス・ファーガソン(マンチェスター・ユナイテッド監督)と比較する。しかし、我々のポジションは異なるものだ。ファーガソンがチーム全体を管理しているのに対し、私は技術面の指導しかしていない」とコメントしたという。指揮官は、ロマン・アブラモビッチ・オーナー主導のクラブに嫌気がさしたのかもしれない。

しかし、アンチェロッティ監督はこれらの報道を一蹴した。22日の記者会見で同指揮官は、「ここ数日の報道は、すべてデタラメだ。私は2012年までの契約を交わしている。そして、これまで何度もここに残りたいと繰り返し言ってきた。私はここの選手たちを最大級に信頼している。何かを変えようなんて考えはない」と述べている。