サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で日本代表は29日、史上初のベスト8を懸けてパラグアイと対戦した。延長戦にまでもつれたが両チームとも得点を許さず、日本はPK戦での惜敗となった。韓国メディアは試合結果を伝える一方、海外メディアの報道や韓国のネットユーザーの冷ややかな反応も紹介した。

 互いに堅い守備が持ち味の日本とパラグアイ、両チームともゴールのチャンスを生かせなかった。ポルトガルリーグの得点王、カルドーソも、ドイツで活躍しているバリオスも、ベテランのサンタクルスも、日本の組織的な守備の前にゴールできなかった。日本も数回にわたりカウンターを仕掛けたが、パラグアイの壁を崩せなかった。

 今大会初のPKまでもつれ込んだパラグアイ戦は、日本のサポーターにとって手に汗握る緊迫した試合展開だったが、韓国の報道では、「インパクトも鋭い攻撃力も見られなかった。つまらない攻防戦だった」との批判もあった。さらに、他国メディアによる「退屈な守備サッカーで日本は沈没」(英デイリーミラー)、「岡田監督は野望のない臆病者」(同)、「退屈の連続の2時間だった」(英ザ・サン)などの酷評を紹介した。

 韓国メディアはネットユーザーによるコメントも紹介。「熱意もなく、ストライカーもいないつまらないサッカー」、「近所レベルのサッカー」、「歴代ワールドカップ中、最悪に退屈な試合」など、批判的な書き込みが多いと指摘した上で、「グループリーグで2勝をあげ、確かな実力が検証された日本だからこそ、ネットユーザーの失望は大きかった」と論じた。(編集担当:金志秀)



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