「ディエゴ・ミリートがやっていることは素晴らしい」。この発言を口にしたのが、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグのアーセナル戦で4ゴールを挙げたバルセロナFWリオネル・メッシなら、そこには何かしらの意味があるはずだ。

土曜のクラシコ、ワールドカップ、イタリアにいるロナウジーニョやサミュエル・エトー…ブックメーカー『Betfair』によるインタビューで、メッシはさまざまな質問に答えた。もちろん、CLについてもだ。いや、CLファイナルと言うべきか。だがその前に、インテルとの準決勝が待っている。そしてメッシは、ミリートに賛辞を送ったのである。

――あなたが夢見るCLファイナルとは?
「僕が関心あるのは、バルセロナでファイナルに出ることだけだ」

――セリエAやプレミアリーグのライバルのうち、それぞれ最も印象を受けた選手は?
「プレミアでは、(ウェイン・)ルーニーのような選手はいないだろうね。彼ほどチームと代表チームにとって重要な選手はいない。ただ、今年のセリエAのミリートはすごいよね。いつものような得点王を争っていて、たくさんのゴールを決めている。彼のプレーはインテルの本質なんだ。とても素晴らしいことをやっているよ」

――インテルには元チームメートのエトーがいます。ミラノのもう1チームにはロナウジーニョ。セリエAでの彼らについてはどう思いますか?
「サミュエルはうまくやっていると思う。実際には、イタリアのサッカーに適応し、スペインのサッカーとの違いを理解するのに少しかかったけどね。でも、彼は重要な選手だし、困難をうまく乗り越えた。ロナウジーニョだってうまくやっている。CLでは、ミランがマンチェスター・ユナイテッドと対戦するという不運にぶつかっただけだよ。あの2試合でのルーニーは抑えられるものじゃなかった。でも、インテルとリーグ戦でスクデットを争うようになった、あのスピリットを見てごらんよ」

――いつかメッシをセリエAで見られるのでしょうか?
「それは分からないな。でも僕はいつも、ここに残りたいと言ってきたはずだ。その上で、サッカーでは何があるか、誰にも分からない。それでも、僕は動くつもりはないけどね」