5月31日の西武-巨人で、巨人は抑えのクルーンが打たれ、まさかの逆転サヨナラ負けを喫した。制球力に難のあるクルーンは本当に抑え向きなのだろうか?今回のように最少得点差の試合では、四球の恐れがある投手がマウンドへ上がるのは見ていて恐いものだ。

1点リードで迎えた九回2アウト。勝ちパターンとなるクルーンを投入するも、先頭打者を四球で出すと、二死から栗山に同点適時打を許した。そのまま延長十回もマウンドに上がったが、二死一・二塁から大崎にサヨナラ打を浴びた。あと1つのアウトで勝利が転がり込んで来る状況で守護神が打たれて負けという、もっとも最悪なパターンとなってしまった。

クルーンは球速だけ見ればとても打てるようには思えないが、球にキレがない。また、なんと言っても制球力に難がある事が今シーズンは響いている。この日の試合でも九回先頭打者に四球を出し、犠打と適時打という、まさに絵に描いたような点の取られ方をした。現在は他チームがもたついてくれているのでかまわないが、ゲーム差の縮まってきた時に、こういう負けはチームの士気にもかかわってくる。はたして巨人首脳陣はクルーンの抑えをどこまで我慢できるだろうか?

(編集部:林 裕之)

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