対ヘタフェ戦での暴力行為で退場処分となったペペ。10試合の出場停止処分が確定した。4試合がカスケロへの暴力、4試合がアルビンへの暴力、そして1試合がPKによる退場、1試合が審判への暴言という内訳となった。

 R・マドリー選手としてはスペイン国内の大会で最も長い出場停止処分。危機的内部事情を抱えるR・マドリーにもう一つ汚点が増えてしまった。ヘタフェのアンヘル・トーレス会長は、試合を振り返り次のように語っている。

 「ペペの行為は許すことができない。試合で熱くなったのは分かるが、アルビンを殴りつけたのは理解不能だ。イグアインがゴールを決めた時にはグランドに出てそれを祝い、おまけに我々選手を侮辱する言葉を残した。ペペを契約解除にしても良いくらいだと思う」と厳しく批判した。

 続いてマルセロの挑発についても、「あの子供のような言動は出場停止に値すると思う」としている。結局、マルセロへは出場停止処分が下らなかったがアンヘル・トーレス会長が言うとおり十分それに値する行為だったことは言うまでもない。

 確かに結果的には連勝を記録し、バルサに食らい付いてはいるものの、底力というのかそれとも力づくというのか、その勝ち方もサポーターを納得させるものではない。

(スペイン通信)