今回の【どっちが勝ち組でショー】 は、『世界の果てまでイッテQ 』(日本テレビ系) などのバラエティ番組や、イオンを始めとしたたくさんのCMで大活躍のベッキーを産み育てた母と、オタクのアイドルの枠を越え本格的な歌手活動にも力を入れるしょこたんこと中川翔子の母。日本を代表する二人のアイドルをこの世に送り出したカリスマ・マザー、その勝負はいかに。

先日、「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)の人気コーナー「ビストロSMAP」にベッキーと母が出演した。母は一般人だが、ベッキーとともにSMAPの大ファンということから異例のビストロ招待。アイドルの母は何ともオイシイ。

マイクを持ち出し、キムタクに一緒にSMAPの大ヒット曲「SHAKE」を歌ってほしいとお願いしたり、イントロクイズグッズを持ってきたりと、一見ずうずうしいおばちゃん風に見えて「実はソツのない」ベキ子母。最後に勝者のお料理について聞かれると、自分のコメントは述べず、先に答えたベッキーの意見に「娘とまったく同じです。」と答える。“何が求められているか”よく分かっている母なのだ。

しかも、ベッキーの美しい目鼻立ちは英国人の父から譲り受けた産物かと思いきや、母とベッキーは良く似ている。若い頃はベッキーに劣らず可愛かったのではないか。ひとまず、性格も素直で頑張り屋なベッキーの子育てには成功した母。暖かい家庭なのはよく分かった。

変わって中川翔子の母は、なんと料理が大の苦手。 いつも食卓には出来合いのお惣菜やコンビニのお弁当があったという。「遠足では弁当が偏り、水筒の麦茶は腐っていて飲めなかった。」などと自虐的なエピソードも語っている。
料理がキライだからと言って冷たい母でもなく、猫が大好きなしょこたんと母は仲がいいのだが、以前「働いて貯めたお金をどう使うか。」を問う番組に中川翔子が出演した際、彼女が頑張って稼いだお金を、KAT-TUN(カトゥーン)赤西クンの「追っかけ」に使っているという母のVTRが流れた。赤西のハチマキにハッピ姿の母。赤西のうちわをもって全国のコンサートに出かけていく様子は、多少の演出があったとしてもゲンナリ。グラビアなどで真面目に働くしょこたんが少々かわいそうになった。

「困っている人には迷わず手を差し伸べてあげなさい。」と娘に教育してきたベッキーの母と、わりとだらしなく「シッカリ者の娘」に“のっかり状態”の中川翔子の母。どちらも娘に対する愛情は深いのだが、この先どちらの娘が幸せか。

これは、意外と中川翔子の方である。今回は“しょこたん母”の勝ちである。

母の教えもあってベッキーは誰にでもやさしい。困った人、動物、何にでも手を差し伸べてそれによって「自分がキズつく事」もいとわない。初対面の動物に接する時はまず、手を噛ませて「噛んでもいいんだよ。」と教えるらしい。これはちょっと危険な行為である。明るいようで繊細な一面も併せ持つベッキーは人に気を使い過ぎる所があり、意外に傷つきやすく夜ひとりで泣いたりもするそうだ。

こんなベッキーが“ダメな男”に手を差し伸べたらどうなるか。

「元気の押し売り!」と有吉があだ名を付けたように、ベッキーのパワーは時折、「おせっかい」だとか、「人気とり」に見えてしまう。
他人ならどう思われようと別に問題は無いのだが、これが“結婚相手”となると大問題である。「誰にでもやさしく接しましょう」という親の教育が裏目に出る形でベッキーみたいな女の子は「ダメな男」につかまりやすい(例:梅宮アンナ)。「ダメ男」は育った家庭がお粗末だったりしてどうしていいのか分からず、理想と現実のギャップに苦しみ、ベッキーをはね返しやしないか。

母があまりに娘をいつくしむと、娘は「母のように幸せにならなければいけない。」というプレッシャーに苛まれる。また母と夫の板ばさみになりやすいのだ。

その点、放任主義の中川の母は下手な“重圧”を娘にかけない。なにかとブログ上の話題を面白おかしく報道されたり(しょこたんの宿命。)、ちょっとした「飲み会」でもデートと騒がれてしまう超人気グラドルは、毎日が戦争だ。そんなしょこたんをあったかい手料理でそっともてなしてくれる母。でもそれは買ってきたモノを暖めただけだったりする。
しょこたんの母は、スキだらけで少々ぬけた所が見受けられるが、ベッキーやスザンヌの母のように「私がこう育てました。」などとはあまり言わない。子どもとしてはこちらの方が気持ちがラクである。

早世の草食系ミュージシャン中川勝彦(かっちゃん)を父に持つ中川翔子。彼女は繊細で美しい容姿とオタク的感性を父から譲り受けたのと同時に、「お父さんのように自分も早く死んでしまうのでは?」という不安に長年悩まされていた。(近年、医学番組で健康が保障された。)父がいなくて寂しい上に、あんまり家庭料理も食べられなかった“しょこたん”。ベッキーより少々かわいそうな少女時代を過ごした。

真面目で軌道を外さないしょこたんの人気はずっと続きそうであるが、いままで苦労した分、ぜひ彼女にはいい相手と結婚して幸せになってもらいたいものだ。しかし、しょこたんも目先の条件で男性を選ぶ女の子には見えなくて、“自分と似た境遇の男性”に惹かれそう。やっぱり、「ダメ男」につかまりやすい。
でもしょこたんの母なら少々ダメな男と一緒になったとしても笑顔で受け入れてくれそうだ。父を早く亡くしている分、家庭を襲う波風にも慣れていて母娘とも打たれ強い。

娘の幸せにとって母親はキーマン。ベッキーもしょこたんもやさしいお母さんが元気でいることに感謝するべきだ。子どもだった兄弟を置いて何年も音信不通になってしまう”困ったちゃん母”を持つKABAちゃんや、現在のブレイクを見せる前にお母さんを病気で亡くした、柳原可奈子のようなタレントも大勢いるのだから。

(編集部:宇佐木野ミミ)

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