第2回WBC(ワールドベースボールクラシック)第1ラウンドを2位で通過し、第2ラウンドへと進出を果たした日本代表=侍ジャパン。16日には、強豪キューバと対戦したが、松坂大輔の好投が光り、着実に得点を積み上げ、終わってみれば優勝候補の一角を相手にしながらも、6対0で快勝した。

18日には、決勝ラウンド進出を懸け、第2ラウンドで同じくメキシコを下した韓国と今大会3度目の対戦が決まった侍ジャパンだが、日本が誇る世界のリードオフマン・イチローは、この日、5打数無安打。試合中には“名手”にしては珍しく落球も重なり、調整試合時同様にファン・関係者に一抹の不安を残した。

しかし、そんなイチローの落球について、「逆にイチローさんで良かった」と前向きに捉えているのが、千葉ロッテマリーンズで外野手を務める大塚明だ。

大塚は、「たまらんね・・・」と題した自身の公式ブログで、「太陽と打球が重なった時はサングラスなんかしててもどうにもならんもん」と書き出し、くわえて、「日差しが目に入る角度に太陽がある時は、スタンドが影になってるはず… そこでサングラスをしたら、今度はバッターや打球の初動が見えない」と解説する。

また、守備範囲の広い選手としても知られる大塚だが、同ブログでは、「数年前俺も何回も落球したしサングラスがかけられずに苦労した記憶がある」と明かしながらも、「今日はライトのイチローさんが餌食になったけど、逆にイチローさんで良かったと思う。彼なら引きずらないだろうからね。短期決戦は特にミスを引きずったら負けだから」と述べた。