2008年NHK大河ドラマ『篤姫』の大役から解放された宮崎あおいは、2月14日より全国にて公開の『少年メリケンサック』(宮藤官九郎 監督 脚本)のPR番組や、映画タイアップの「PARCO」など、数々のCMに登場し露出を大放出している。が、『篤姫』じゃなくなった宮崎あおいの顔に、なにか違和感を感じた人も多いのでは?


『篤姫』でなくなって、普通の若手女優に戻った宮崎あおいのオーラは少しずつ薄れている。しかし、そのキチンとした言動や『闇の子供たち』(2008年)をはじめとする社会派出演作への評価、今後放送予定のルポ番組でみずから危険な海外に赴く姿勢など、何から何まで優等生であることに変わりない。夫・高岡蒼甫のそこそこの活躍ぶりや、親友がTV高感度の高いベッキーであるあたりもスキが無い。

その“スキの無さ”が宮崎あおいの可愛さを半減させる。
「あの若さで吉永小百合路線」と、TVブロスで龍ヶ崎あきら氏に分析された彼女。『篤姫』様の時とその“顔”になにか物足りないものを感じないか。

「東京メトロ」の宣伝や「純情きらり」の時にも思ったのだが、もともと痩せて小顔の宮崎は、形の良い“おでこ”が前髪で隠れると更に顔の面積が狭くなり、キラリと光るつり目が顔の下半分からのぞくと、何かその神聖な感じもあいまって “神社に祭られている白い小蛇”を思い出す。ご本人はショックかもしれないが彼女は「前髪」を降ろすとあんまり可愛くない。彼女は『おでこ』が無いと物足りないのだ。

『篤姫』の大成功の理由は、彼女の演技力とも、よく出来た脚本とも、松坂慶子をはじめとする脇役陣の絶妙なキャスティングとも言われるが、記者は『宮崎あおいの“おでこ”』も重要な要因だと思う。前髪を結い上げ、きれいな“おでこ”を見せた宮崎あおいの顔全体は見通しが良く、“キリリ”と表情が締まって演技がわかりやすかった。『篤姫』の知的で情の厚いキャラクターは宮崎あおいの『おでこ』無しには生まれなかったと記者は信じる。

『少年メリケンサック』の主演でクドカンファミリーの特権を手にし、『篤姫』のお堅いイメージを払拭できるか。仲間由紀恵がそうだったように、宮崎あおいも“大河”のイメージがしばらく消えないだろう。しかし下手にイメージを崩す必要も感じない。まだ作品を見てないので感想は言えないが、『少年メリケンサック』で彼女の品を落として欲しくない。ともかく前髪を降ろした今後の宮崎あおいの演技に注目だ。

(編集部:クリスタルたまき)
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