(中国とスイス、確かに陸続きではあるけれど…)

中国の考古学者がこの度、広西壮族(チワン族)自治区上思にある400年前のお墓から、スイス製の腕時計を発見したと発表した。なんとも小さな腕時計で指輪サイズともいえるが、フォルムは確実に現代に通用するシャレたものであったようだ。


中国「人民日報社」が報じたところによると、発見された品は、腕時計というよりむしろ指輪時計とよぶべきもので、上思出身の2人のジャーナリストとともに、考古学者らがドキュメンタリーを作成している最中に、偶然発見されたという。

「私たちは棺についた土を落とそうとしていました。すると、ぽろっと小さな石のようなものが落ちたのですが、それがカチンという金属音を発したのです」と、『広西チワン族自治区博物館』の前館長であるJiang Yanyu氏は語った。

さらに彼は、「私たちはそれを拾ってみましたが、どうやら指輪であることが分かりました。表面の土を払い落としじっくりと調べてみたところ、時計であることが分かりとても驚きました。針は10時06分を示しており、“Swiss”という文字が刻まれていました」と説明した。

その後専門家らがさらなる調査を進めたが、中国明王朝(1368〜1644)の時代に立てられたその墓は、おそらく一度も掘り返されたことはないと思われるとし、時計もその埋葬時に入れられた可能性は高いとするものの、北京からさらに専門知識のある研究家らが到着するまでは、結論は出せないと語っている。

これだから、考古学や歴史研究は一度携わるとやめられないのであろう。呪われる、気味が悪いと言われようが、お金にならないと笑われようが、世の中に墓の掘り起こしにワクワクする人がいる限り、たまには肩透かしもあるが、このように本当に楽しい発見が伝えられる。さて、北京の学者がどう結論づけるか…である。

(編集部 Joy横手)

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