インタビュー:高橋 瞳「より大人っぽく!」
2005年4月、当時16歳にして発表したデビューシングル「僕たちの行方」がオリコン初登場1位を記録した高橋 瞳。今春に高校を卒業し、地元・宮城から東京へと上京した彼女が今月4日、9作目となるシングル「あたしの街、明日の街」を発表。身長147センチの大きな瞳の少女が10代最後の年を迎え、新たな自分に出逢うための一歩を踏み出していく。
――今年の春に高校を卒業されて、今は東京に住んでいるそうですね。
高橋 瞳(以降、高橋):はい。今は上京してきて住んでいるんですけど、あまり「こっちに来た!」という実感が無くて(笑)。上京する前の夜もなんとなく眠れなかったりしたんですけど。地元に帰ってもずっと準備とかをしていたので、全然友達と遊んだりできなかったし、東京に来る時に「どうですか?気持ちは」とか聞かれても、実はあまり何も思っていなくて(笑)。でも東京に来て、自分のことを考える時間もあまり無かったんですけど、ふとした時に家族が居ないことは、東京に来ているんだなと実感する時ですね。――まだ、ホームシックになったりしていないですか?
高橋:ないですねー。だって今はもう携帯を持っているし、荷物とか「アレ送って」とか電話すれば、すぐ繋がっちゃうじゃないですか。だから、いつもそばにいる感じがして。――以前から、一人暮らししたいという願望は無かったですか?
高橋:別に無かったんですけど、一人は好きなので。意外と大変ですけど、今は充実している気がします。――今回の「あたしの街、明日の街」はいつ頃、歌詞を書かれたんですか?
高橋:今年に入ってから制作を始めて。学校が終わったのが2月の頭とかだったので、そのぐらいから始めてましたね。――その時にはもう、東京に出てくることは。
高橋:決めてました。――高校生活3年間を振り返ってみて、自分の中で変化を感じることはありましたか?
高橋:どうだろうー、変わったのかなぁ。変わりましたかね?(笑)。――以前、ブログを始める前に「こんな子がこれからデビューする」という話を聞いた時は、まだ中学生でしたよね。
高橋:だって、私もう19歳になったんですよ! 自分でも考えられない(笑)。――実感は無いですか?
高橋:実感無いですねー。どうなんでしょうね。皆さんから見て、変わっていればいいなと思います!――もう3年前になりますが、初めてライブを見させてもらった時、小さな体から発せられる強烈なパワーを未だに憶えていて。ヴォリュームのツマミがあるとしたら、作品を重ねるごとにメモリが細かく刻まれていって、多角形が円に近付いているような印象を受けているのですが、本人の意識としては如何ですか?
高橋:ありがとうございます。今回のシングルは結構気を付けていて。私も東京に来て、新しいことが始まってきている所で。ヴォーカルも徐々に新しいことをやってみたいなと思ったので、「より大人っぽく!」という所は意識しました。――女性らしさという意味では、2曲目の「mother’s car」は特に。
高橋:そうですね。あまり口を開けないようにしよう!とか(笑)。――レコーディングの時だけでなく、私生活から気を付けているということですか?
高橋:私生活には全く無いですね!――「mother’s car」を聴いて、「19歳になったんだなぁ」と思いました。
高橋:ありがとうございます(笑)。