現在、4勝5分9敗、勝ち点17、18位と降格圏内に位置するデポルティーボでGK同士の喧嘩が起こった。この残念な事件の主人公となったのはイスラエル人GKドゥドゥ・アオアテとウルグアイ人GKグスダボ・ムヌーア。11日、朝の練習の終わり、ロッカールーム内でムヌーアがアオアテの顔面にパンチをお見舞いし、アオアテは左頬とまぶたに8針を縫うケガを負うこととなった。

 この事件を受け、デポルのロティーナ監督とレンドイロ会長が緊急ミーティングを開き、とりあえずアオアテとムヌーアを今週末のビジャレアル戦に起用しないと決定。また、来週にもロティーナ監督が両選手と話をした上で何らかの処分を下すことになるとのことだ。

 2006年夏にデポルに移籍して以来、チームの守護神としてレギュラーの座を不動のものとしていたアオアテだが、昨年12月のオサスナ戦でのミスからレギュラーの座を奪われており、この事件が起こる1日前にも、「監督が何を考えているのか分からない。僕からレギュラーポジションを奪っているのは事実だし、驚き以外のなにものでもない。監督の決断は正しいものとは思えないから非常につらい」とレギュラーの座を奪われたことについて不満の意を公に伝えていた。

 ビジャレアル戦では2名のGKを一気に欠くことになったデポル。ロティーナ監督はカンテラのGKファブリシオの起用を余儀なくされることに。低迷するデポルにさらなる試練となっている。

(スペイン通信)