通算605試合出場の試合でリーガ歴代単独2位となるゴールを決めたラウル<br>【Photo by B.O.S.】

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 レアル・マドリーのキャプテン、ラウル・ゴンサレスが26日のデポルティーボ戦でレアル・マドリーの公式戦で通算605試合を達成し、ヘントに出場記録に並びクラブ歴代3位となった。また、去る12日にはリーガ通算186ゴールをマークしサンティジャーナの記録に並んだばかりのラウルは、デポルティーボに同点に追いつかれた直後、ベッカムからのセンタリングにヘッドで合わせ逆転ゴールを叩き込み、リーガ通算187ゴールとし単独2位に浮上。605試合出場という偉大な記録達成に自ら華を添えている。

 ラウルの前にいるのは643試合のサンティジャーナ、そして712試合のマノロ・サンチスのみ。現在29歳のラウルは、1994年10月29日、ラ・ロマレダでのサラゴサ戦でトップデビューを飾って以来、この13年の間に偉大な足跡を残してきた。リーガで444試合、チャンピオンズリーグで110試合、国王杯で33試合、インターコンチネンタルカップで3試合、スペインスーパーカップで8試合、ヨーロッパスーパーカップで3試合、クラブ世界選手権で4試合、と通算605試合の出場数を誇る上、チャンピオンズリーグでは56ゴールで得点ランキングのトップに立っている。リーガでは187ゴール、国王杯では15ゴール、インターコンチネンタルカップでは1ゴール、スペインスーパーカップでは7ゴール、ヨーロッパスーパーカップでは1ゴール、クラブ世界選手権では2ゴールと公式戦通算269ゴールをマークしている。

 ディ・ステファノのレアル・マドリー通算ゴール記録まであと39ゴール、そしてサンチスの公式戦出場記録まであと107試合となったラウル。レアル・マドリーとの契約をあと3年残す彼がこの偉大な記録を塗り替え、新たな金字塔を立てるのに時間は十分に残されている。しかし、ラウルの今の最大の目標は3シーズンぶりのタイトル奪回にある。キャプテンはチームのために走り、そしてクラブの歴史に新たな名を刻むため大いなる挑戦に向かい続ける。

(スペイン通信)