【ファンキー通信】合コンやビジネス現場で使える! 好印象の与え方

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 人の第一印象は7秒で決まってしまうそう。

 初めて出会って、たった何秒という短い時間で決まった印象が、その人の印象の93%を占めるという結果が、ある実験で明らかになっているそうです。でも、第一印象ってどうやって決まるのでしょうか。

 「第一印象は“目”と思われがちですが、実際は“表情”なのです。もっと具体的に言うと、目元と口元が笑っていることが重要なの!」(精神科医 森下あゆみ先生)

 これは顔ニューロンという神経細胞に関係しているらしく、顔ニューロンとは、顔を見分けた表情を読み取る脳の神経細胞のこと。ただ挨拶するだけではなく、ニコっと笑って「はじめまして」というほうが、顔全体の動きが豊かになり、相手の脳に目元・口元・声・ほほなどいろんな情報が伝わります。相手の情報量が多いほど、いい印象が形成されやすいということなのです。

 じゃあ、それができれば見た目は関係ない?

 「これはチョー大事! ちょっと前に、『人は見た目が9割』という本が売れたように、中身は見た目に表れるのです。というのも“第一印象の初頭効果”という言葉があって、第一印象がその後の色々な行動、情報にも影響を与えてしまうというものなのです」(同)

 つまり、最初にいい印象の人は何をやってもいい印象になり、悪い印象の人は、何をやってもその印象が尾を引き、悪い印象になってしまうというもの。仕事に置き換えても、その大事さは一目瞭然。いい印象の人はその後の営業アクションも好意的に捉えられ、商談もスムーズにいきますが、かたや悪い印象の人は信頼を得るために時間をかけて努力しなければなりません。できれば後者にはなりたくない・・・先生、好印象を与えるためのポイントを教えて〜!!

 「まず服装。キメすぎは注意よ! キメキメ度100%だとしたら、10〜20%くらい落とすこと。女の子ならメイクは色モノを控え、薄めにね。男子はこれみよがしのブランド時計やロゴものなんかもイヤミに見えるので控えましょう」(同)

 「次は姿勢の話。“あ”あーそうなんだ、“い”いーねー、“う”うんうん(無言でもいいから)、“え”えーっ、“お”おー・・・このあいうえおの法則で共感してあげること」(同)

 ふむふむ、これは覚えておくと使えそう。

 そのほか、自分のことばかり話したり、場をしきりすぎるのもタブーだとか。気を使うのは大切だけど、あくまでもさりげなく・・・が好印象につながるのです。最近合コンで失敗したあなた、思い当たることはナイ? でも大丈夫。名誉挽回のチャンスはあるそう。

 「大事な挽回のチャンスは2回目に会ったとき。前に何がいけなかったか反省して、そこを気をつければ好印象を与えることもできるはず。ファイト!」(同)(坂井あやの/verb)

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