16インチの新MacBook Pro、アップル純正31インチ6Kモニタが年内発売?著名アナリストが報告
アップル関連のインサイダー情報でおなじみのアナリストMing-Chi Kuo氏が、新たな投資家向けメモを公表しました。

2019年のiPhone 11(仮)や新型 iPad、新AirPodsなど多岐にわたる内容ですが、Macについては「新デザインで16〜16.5インチ画面のMacBook Pro」「モジュラー構造でアップグレードできる新Mac Pro (アップルみずから予告済み)」「新Mac Proと対になる31インチ6Kのアップル純正モニタ」など、刺激的な内容が並んでいます。

Ming-Chi Kuo氏はKGI Securitiesのアナリスト。アップルに部品を提供するサプライヤ筋など独自のソースをもとに、長年にわたり投資家向けのアップル動向予測を続けています。

クオ氏のこれまでの戦績や打率は過去記事をどうぞ。あくまで投資家向けの予測と指南なので百発百中ではもちろんなく、結果的に大外れだったり何だったんだ?という予測もありますが、多くは「情報を得た後にアップルのなかで話が変わった」パターンです。

Kuo氏の投資家向けメモの中身は、リンク先の9to5Macによれば、

・設計を刷新したMacBook Proが年内発売。16インチから16.5インチのディスプレイを備える

現行のMacBook Pro (2018)は、2016年秋に発表されたTouch Bar + USB-Cモデル(第四世代)をベースに中身をリフレッシュした製品。

Kuo氏によると、2019年のMacBook Proはデザインを全面刷新して、ディスプレイも現行の15インチより大きい16〜16.5インチになるとされています。

現行のMacBook Pro 15インチのディスプレイは、正確には対角15.4インチ。すでにそこそこ狭額縁なので、仮に16.5インチになるとすれば、スマホのような強烈なベゼルレスか、本体のフットプリントも微妙に大きくなるのかもしれません。

15と16が併売されるのか、それとも「従来の15インチモデルの画面に16インチ画面」で置き換えるのかも不明。かつての17インチMacbook Pro復活を待望していたユーザーには見逃せないモデルです。

・新Mac Proは2019年内発売

こちらはアップル公式が予告済み。円筒形の筐体を採用した前回のモデルチェンジは2013年で、すでに5年が経過しています。

アップルは2017年、円筒Mac Proがなかなかアップデートしないことに対する回答として、PC業界のトレンドを読み誤ってしまい円筒形では熱設計的に行き詰まったこと、次のモデルは拡張性を重視した「モジュラー式」にすること、発売は来年2018年以降としていました。

速報:アップル、完全新設計の次世代Mac Proとプロ仕様ディスプレイを予告。アップグレード性重視、発売は来年以降(2017年)

その後2018年春には幹部が「2019年予定」と語っていました。少なくとも現時点のクオ氏情報では、延期せず今年発売のまま進行しているようです。

・アップル純正の31インチ6K3Kモニタ発売

新Mac Proと同等以上に気になるのが、この「純正6Kディスプレイ」。アップルは以前、自社設計のApple Thunderbolt Displayを販売していましたが、現在は販売を終了し、かわりにLGと共同開発したLG UltraFine 5K Display (27インチ)をMac向け最上位モニタとして公式ストアで販売しています。

もし実際に登場するなら、この31インチ6Kは久々のアップル純正単体ディスプレイ復活になります。クオ氏によると、この新生アップル純正ディスプレイは新型Mac Proと同時に発表される見込み。

Kuo氏はこのほか、2019年のiPhoneについて(画面サイズは同じ3機種ラインナップ、「Max」はトリプルレンズ、他デバイスに給電できる逆充電)、iPadやApple Watchについて(iPad mini 5(仮)、無印も10インチ化、セラミックのウォッチ復活)も、独自ソースをもとにした予測を述べています。

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