全豪オープンで3回戦に進んだ大坂なおみ【写真:Getty Images】

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記者会見でのナオミ節に豪メディア注目

 テニスの4大大会・全豪オープン、女子シングルス2回戦で世界ランク4位の大坂なおみ(日清食品)は同78位のタマラ・ジダンセク(スロベニア)を6-2、6-4のストレートで下した。地元メディアは2年連続で3回戦進出を決めた直後の記者会見で炸裂した“ナオミ節”を「全米オープンチャンプの奇妙なインタビュー」と大注目している。

 わずか65分でジダンセクを圧倒した大坂。昨年9月の全米オープンに続く、グランドスラム2大会連続優勝への期待も高まるシンデレラガールだが、天真爛漫なナオミ節はオーストラリアでも話題を呼んでいる。

 豪メディア「ヤフー・セブンスポーツ」では「全米オープン王者、ナオミ・オオサカ最新の奇妙なインタビュー」と特集している。

 オンコートインタビューなどで天真爛漫な受け答えでテニスファンの心を鷲掴みにしている大坂。記事では「オオサカは試合後の爆笑ものの奇妙な一連のコメントで、報道陣を当惑させた」と伝えている。

 試合中に、背中を痛めた素ぶりを見せていたことに関してははぐらかしたというが、その後にこんなやりとりがあったようだ。

ハグが苦手だと告白

「私は握手というものに慣れています。誰でもハグをしようとこっちにくると、すごく困惑します」

 大阪生まれでニューヨーク育ちのコスモポリタンは、親しさを表現する「ハグ」という慣習に違和感を覚えていたという。

「私のハグは最悪とも言われているの。本当にその人たちのことを知っていればいいけど、誰かをハグすることは私にとって理想的な状況というわけではない。本当に誰かのことを分かっているわけでもないの」

 テニスの試合後に対戦相手と健闘を称えるハグをする光景はよく見るが、シャイな21歳にとっては意外な不得手だったようだ。19日には3回戦で世界ランク27位シェイ・スーウェイ(台湾)と対戦する大坂。試合後の一幕も必見かもしれない。(THE ANSWER編集部)