豊洲市場6街区水産仲卸売場棟 (開場前の16年12月撮影)

写真拡大

2018年11月12日朝、豊洲市場(東京都江東区)の床部分に亀裂が発見された。

場所は6街区水産仲卸売場棟。亀裂があった4階で荷捌きをしているという「龍@鯛ガーマスク」(@ryu_1you_asks)さんやほかのユーザーが、亀裂の様子をツイッターで投稿している。

「引っ掛かってコケそう」「出来た早々でこれは酷い」

龍@鯛ガーマスクさんは割れた床をどかし、中があらわになった様子も公開している。豊洲市場は18年10月11日に開場し、ようやく1か月を迎えたばかり。亀裂の写真を見たユーザーらは衝撃を受けたようで、

「普通に引っ掛かってコケそう」
「出来た早々でこれは酷いな...」
「はやっ!!!欠陥??」

といった声が寄せられている。

J-CASTニュース編集部が11月13日、豊洲市場の設備課長を取材したところ、亀裂が入ったことに関しては「事実です」と認めた。亀裂の大きさは正確にはわからないとのことだが、あるユーザーがツイートしたメジャーが置かれた画像を見ると、ゴムのような部分から約20センチの亀裂が2本入っている。さらに亀裂が入った床部分は幾分か沈んでいるようだ。

設備課長によれば、このゴムのような部分は「目地」という。設備課長は亀裂の原因を、

「目地は他よりも力を受けやすく、何らかの集中した力が働いてヒビが入ったのでは」

と話した。

「業務に支障はなかったと思います」

亀裂が入ること自体は築地市場でもよく起きたことだといい、その都度補修していたという。今回の亀裂も発見から約1日後の13日昼頃には補修されたといい、設備課長は、

「業務に支障はなかったと思います」
「明日(14日)は休市日なので13日のうちに直しました。モルタルを使ったので明日の昼頃には乾いてると思います」

と話した。「開場1か月」で亀裂ができたことに関しては、「何とも言えません。目地の周りは弱いとしか...」とした。