中国でも高速道路にはサービスエリアがあるものの、古めかしくてきれいとは言い難い店が多く、決してリラックスできる場所ではないため、日本のサービスエリアには中国人が驚くようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 近年、サービスエリアやパーキングエリアの進化は著しく、観光地化されているところもあり、それまでの通過点から目的地へと立ち位置が変わってきている。これに関し、中国メディアの快資訊は16日、日本の高速道路には「特殊なサービス」があると紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、日本は地形の関係で高速道路中国とはずいぶん違うと紹介。多くの日本人は「地平線を見たことがない」ほど山岳地帯が多く、そのため高速道路も山や谷を通り、トンネルも多く、防音壁やガードレールにコストがかさみ、高速料金は非常に高いと伝えた。中国では旧正月などの長期休暇には無料で開放することもあってか、日本の高速料金はなおのこと高く感じるのかもしれない。

 しかし、日本の高速道路には、中国には無い「特殊なサービス」もあるという。それは約50キロに1カ所あるサービスエリアと約15キロに1カ所あるパーキングエリアだと紹介し、つまり、50キロ走行すると3カ所も休憩所がある計算になる多さで、特にサービスエリアはサービスも販売されている商品の種類も多いと伝えた。

 いくつかの写真を掲載しているが、どこも広々としていて明るく、ショッピングモールのようなところや、温泉を利用した足湯のサービスのある足柄サービスエリア、ピアノで有名な浜松サービスエリアはピアノの生演奏のサービスまであると紹介。ここでは紹介していないが、ほかにもテーマパーク型や、温泉や宿泊施設を併設した所もあり、もちろんご当地グルメや限定商品の販売も人気だ。

 施設が充実している場所では、1日遊んでいても飽きないほどで、「特殊なサービス」と言われているのにも納得だ。中国でも高速道路にはサービスエリアがあるものの、古めかしくてきれいとは言い難い店が多く、決してリラックスできる場所ではないため、この違いに驚いたのだろう。日本も民営化してからサービスエリアの質が改善されたと言われる。中国も日本の方式に学べば、魅力的なサービスエリアになれるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)