実用性なら「真ん中スマホ」だ! 今夏の充実度で選ぶSIMフリースマートフォン注目ミドルレンジはコレ

写真拡大 (全5枚)

携帯電話各社の夏モデルも出揃い、例年通りであればそろそろ新型iPhoneも発表されそうな今日この頃です。

しかし秋冬モデルを待たずに、この時期に携帯電話・スマートフォンを買い替える人も多くいます。

2018年も半分が終わり、今年の売れ筋モデルもハッキリとしてきています。
チェックポイントは、
・価格帯
・性能
・機能

今年は3万円以下のエントリーモデルが価格以上の性能や機能を搭載し、充実してきています。

しかしエントリーモデルでは、ゲームのように負荷のかかる「重たいアプリ」を使うには力不足です。

大手の携帯電話会社の高性能モデルなら性能は十分ですが、価格が10万円を超えるのが当たり前で、手が出しづらいというのが状況でしょう。

そこで注目したいのが「SIMフリースマートフォン」のミドルクラスです。
・通信費の安い格安SIMと組み合わせて購入する
・本体だけを購入する
など、ユーザーの予算やニーズにあわせた選択肢があるのが便利です。

そして何よりのメリットが
・製品のラインナップが多い
ことです。
つまり、予算に応じてベストなモデルが選びやすいということ。

今回はこの「真ん中スマホ」こと、ミドルレンジに位置するベストバイなSIMフリースマートフォンをご紹介していきます。

○ASUS ZenFone 5
2018年上半期、最も注目を集めたミドルレンジのスマートフォンといえば、ASUSのZenFone 5なのは間違いないでしょう。
価格は6万円前後、格安SIMの新規契約・のりかえキャンペーンと同時であれば5万円を下回る金額で購入できるキャンペーンも実施されており、ミドルレンジのSIMフリースマートフォンでは大注目、大人気の一台です。




CPUは真ん中グレードとなる「Snapgragon 636」を搭載。
処理能力は大手携帯電話会社から発売される10万円超の機種に劣らないほどの高性能です。

メインメモリも6GB、内蔵の保存容量は64GBとどちらも大容量で、microSDカードを利用して保存容量を増やすことももちろん可能。

カメラも標準域のカメラに加え、風景などを撮る際にダイナミックな写真が撮影できる広角レンズも利用できるデュアルカメラを搭載しています。


○Motorola Moto G6 Plus
コアなファンの多いモトローラの最新ミドルレンジ、Moto G6 Plus。
ZenFone 5と比べると少々性能では劣りますが、実売価格は4万円前後とエントリーモデルとの価格差も少なく、性能を少しでも重視したい人にはうってつけの一台です。




オクタコアCPUのSnapdragon 630、4GBのメモリと日常使いには十分過ぎる性能で、保存容量は64GBと大容量。
カメラは自然な背景ぼかしを利用できるデュアルカメラ仕様で、金属やガラスを使用したボディの質感の高さも、エントリーモデルにはない所有欲を満たす一台にまとまっています。


○HUAWEI P20
SIMフリースマートフォンの中では、最も勢いのあるメーカーとして知られているのがファーウェイです。
エントリーモデルでもP10 liteやP20 liteは発売以降ずっと売上上位に位置し、NTTドコモ専売として今夏登場したフラッグシップモデル「HUAWEI P20 Pro」は4,000万画素超のカメラを含むトリプルカメラなど、話題に欠かないメーカーであることは間違いありません。

そんなファーウェイのミドルレンジ、いやミッドハイで今夏発売になった「HUAWEI P20」は実売が6万円〜7万円と、今回ご紹介する中では最も高価な一台ですが、エントリーモデルには満足できず、10万円を超える値付けの高性能モデルまでは手が出せない人には魅力的な一台でしょう。




ファーウェイのスマートフォンらしく、カメラはカラーとモノクロの2つを搭載し、さらにライカ監修のレンズを搭載した本格仕様です。
基本性能はオクタコアCPUのKirin 970、4GBのメインメモリと申し分のないもので、P20 Proとの違いも
・カメラの画素数
・3倍ズームのレンズの有無
・画面サイズ、ディスプレイパネルの違い
程度に留められています。

ファーウェイが売りにしている高画質なカメラも体験でき、高性能モデルと変わらないCPUを搭載したことで快適な動作も保証されていて、それでいて高すぎない価格に抑えられているため、これから狙う一台でも候補に含めたいという人も多いのではないでしょうか。


○シャープ AQUOS R Compact SH-M06
防水やおサイフケータイといった機能を求めるユーザーならチェックしておきたいミドルレンジの一台といえばやはり国内メーカー製となるシャープの「AQUOS R comapct SH-M06」でしょう。




ここまでにご紹介した2モデルに性能は近く、Snapdragon 660に3GBのメインメモリを搭載しています。
保存容量は32GBと、メインメモリ共々他より少し小さくなっていますが、実用面では大きく劣るといったことはありません。
国内メーカーらしく
・防水防塵
・おさいふケータイ
・ワンセグ
に対応し、画面上部の内側に向けてカメラが食い込んだように配意されたデザインなど、2017年のiPhone X以降のスマートフォンに多い「ノッチ」風など、性能、機能、トレンドを押さえた1台と言えます。


ここまでご紹介してきたモデルは、
エントリーモデルでもなければ、10万円を超えるような高性能モデルでもありません。
しかし、
・高性能モデル(上位機種)にも負けない高速なCPU
・高画質化のためのデュアルカメラ搭載
・価格は4万〜7万ほど
と、実力とコストパフォーマンスを備えた良モデルです。

性能も機能も価格も、エントリーモデルと上位モデルの中間。
大手携帯電話会社のラインナップでは丁度「穴」になっていて、存在が少ないモデルです。

SIMフリースマートフォンは、こうした丁度良いモデルが多数用意されているのが大きな特徴であり、魅力の一つです。

・話題や人気のある安価なモデルでは不満
・性能も高く、機能も魅力的だけど高額すぎて手が出ない
と最近のスマートフォンのラインナップに不満を持っていた人は、ぜひSIMフリースマートフォンの「真ん中スマホ」ミドルレンジのモデルも候補に加え検討してはどうでしょうか。


迎 悟