大豆は有能なたんぱく源として様々な食品に利用されていますが、食卓でお馴染みの「緑色の枝豆」が成長したものが大豆であることをご存じない方も多いようです。今回の無料メルマガ『食品工場の工場長の仕事』では著者で食品安全のプロである河岸宏和さんが、大豆同様にパワーの源である枝豆を最高に美味しく食べる方法を伝授しています。

枝豆の最強の食べ方

「枝豆は大豆ですよ」とお話すると、「えーーー」という方がいます。枝豆が大きくなると大豆になるのです。大豆からは、豆腐、醤油等のなじみのものが作られています。

大豆は、卵と同じで、成長するためのすべての栄養素が含まれているはずです。科学で解明できていない、栄養成分もまだまだあると、私は信じています。大豆などの豆類、卵類は、毎日食べていると必ず元気になるはずです。

朝どれ、枝付きを購入する

枝豆のおいしさ、甘さは、収穫した時が一番美味しく、収穫してから時間が経てば経つほどおいしさが失われていきます。美味しい枝豆が食べたければ、お湯を沸かしてから、畑に収穫にいけと言われるほどです。

スーパーで生の枝豆を購入しようとすると、枝から切られ袋に入った物が販売されています。枝から房を外し、袋詰めする時間が必要ですから、収穫してから時間が経ってしまっています。

農家の方の庭先、産直のお店で、枝付きの枝豆を見かけたら、枝豆に「朝どれ」と記載されていたら、間違いなく購入することをおすすめします。

房の先端部を切ることが必要

袋に入った房をお湯に入れて、ゆでて、ゆで上がったら、塩を振っている方がほとんどだと思います。一手間加えることで、更に美味しく枝豆を食べることができます。

高級居酒屋、料亭に行くと、枝豆の房の両側が切られた状態で提供され、食べてみると、塩味が、房だけで無く豆まで塩味が付いていて美味しい物です。

房の先端の両側を5mm位口が開くように切るボールの水を張り、水洗いを行う水を切り、ボールの中にゆで湯に対して2%の塩を入れよくもむ。塩味をしみこませるのと、房の産毛をとる作用があります。塩は、NaCl単体よりも、自然塩、岩塩の方が美味しい物です沸騰したお湯に、塩もみした枝豆を、塩が付いたまま入れる更にゆで湯に対して2%の塩を加える。塩はゆで湯に対して合計4%になりま4分から5分、ゆでて、好みの堅さでゆでます。堅さを見るときは少し固めの方が、美味しく食べる事ができますざるに空けて、お湯を切って盛り付けます。

風呂上がりに、ゆでたてのこの方法で調理した枝豆を食べて見てください。必ず、ごちそうと感じるはずです。

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