久しぶりでおじゃる! - 及川奈央

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 女優の及川奈央が15日、都内で行われたVシネマ『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』(7月21日公開)の完成披露上映会&舞台あいさつに出席。敵キャラクターでありながら、劇中でゴーオンイエローに変身した時を振り返った。この日は古原靖久、片岡信和、逢沢りな、碓井将大、海老澤健次、徳山秀典、杉本有美も来場した。

 2008年から2009年にかけて放送されたスーパー戦隊シリーズ「炎神戦隊ゴーオンジャー」のメインキャストが再集結する本作。及川がコミカルに演じた敵組織の女幹部・害水大臣ケガレシアは当時、子どもたちだけでなく、お父さんたちにも高い人気を誇った。それだけにケガレシアの衣装に身を包んだ及川が「久しぶりでおじゃる!」とステージに登場すると、メインキャスト同様の大歓声が。「皆さんの前に立つのはすごく久しぶりなので……」とあいさつする及川に、客席からは「かわいい!」という声が上がった。

 本作の劇中では、ゴーオンジャーの敵だったはずのケガレシアがなぜかゴーオンイエローに変身。「ケガイエロー」としてゴーオンジャーと共闘するという見せ場も用意されている。そのシーンについて「変身ポーズも現場で教えてもらいました」と語る及川は、「まず台本をいただいた時にビックリしました。わたしがイエローをやっていいのか……」と戸惑いもあったことを告白。しかし会場から「かわいかった!」と満足げなかけ声と大きな拍手が送られると、及川も笑顔に。

 そんな及川の変身シーンについて「上品でしたよね」とほれぼれした様子で語る海老澤。片岡も「僕たちが10年やっていた変身ポーズを、新しい人がやるというのは緊張するじゃないですか。でもずっと現場でニコニコしてたんです」と証言すると、「(お手本として)僕たちが前に立って変身ポーズをやっていたんだけど、教えるとかそういう範疇(はんちゅう)じゃない。(観客に)皆さん観ましたよね。あの落ち着いた感じ」と及川の変身ポーズを絶賛した。

 この日の上映中に及川演じるケガレシアを含む三大臣がスクリーンに登場すると拍手が沸き起こっていたということを司会者から教えられた及川は「本当ですか!」と感激した様子。「3人で乾杯するところは何と言っていたと思いますか?」と会場に問いかけると、会場からは「ルネッサンス!」という返答が。「そう、ルネッサンス! 10年前から変わっていないんです」と及川が明かし、会場のファンの喝采を浴びた。(取材・文:壬生智裕)